今日は息子の6歳の誕生日。明日は義弟のモトクロス全道シリーズの応援。この雨がなければもっと楽しめたはずなのに!!残念(涙)。
昨日、娘所属のチーム練習がありました。
みんなでバランスボールトレーニングをしていました。
そこで感じたこと!
骨をうまく使えてないなーということです。
以前、座位は坐骨結節から重さが流れていると書きました。
重さが流れると何が良いのか?
重さは骨が支えるので、筋肉が楽に繊細に使えるのです。
実験1(体験してください)
微妙な違いかも知れません。敏感に感じてみてください。
硬い椅子に座ってください。
骨盤を立てて楽に姿勢を正しましょう。
歌ってみてください。
ペンを持って字を書いてみてください。
これが重さを骨で支えるということです。
今度は骨盤を後屈させて上半身を後ろに倒してみましょう。
背もたれにはよしかからないでください。
歌ってみてください。
ペンを持って字を書いてみてください。
これが筋肉で重さを支えるということです.
何か違いは感じましたか?
たぶん後者の時には腹筋がつらかったのではないでしょうか?
さらには字を書くのも、歌を歌うのも少し大変ではなかったでしょうか?
大げさにするとわかりやすいかも知れません。
骨が重さを支えていれば、いま体験されたように全身の筋肉を楽に繊細に動かせます。
骨が重さを支えていなければ、腹筋がつらいだけなのに、手のコントロールにまで影響を及ぼすこともあります。
つまりできるだけ筋肉に過剰な緊張を与えないということが重要だとわかります。
これがスキーにとってどういう意味を持っているのでしょうか。
実験2(体験してください)
片方の手を上げてください。
目をつぶりましょう。そこで手をやさしくまわしてください。
さて、この手を回すためにどんな感覚を使っているのでしょうか?
視覚→見ていない
聴覚→音は関係ない
嗅覚→そんなにくさくないはずです
味覚→味は関係ない
触覚→何も触れていません
さていわゆる五感に答えはないようです。ならば今流行のスピリチュアルか!?
いいえ、固有感覚という感覚があるのです。
これは筋肉の曲げ伸ばしを感じる感覚で、感覚器は筋紡錘や腱にあります。
動きにとって重要な感覚器です。
そしたらなぜ筋肉に過剰な緊張を与えないということが重要なのでしょうか?
「ウェーバー・フェヒナーの法則」というものがあります。
「刺激から受け取る感覚量は相対的なもので、ある一定の相対的違いができると、人間に『違い』として感じられる」というものです。
わかりやすく言うと、テレビの音量を小さくしていると音量の小さな変化がわかりやすいけど、激しく大きい音だと大きな変化だけわかるというものです。
筋肉に当てはめると「力を入れなければわずかな感覚の違いを感じ繊細なコントロールができるが、筋肉にガッチリ力を入れていれば小さな感覚の違いは感じられずおおざっぱなコントロールしかできなくなる」ということです。
さらには実験1で体験したように筋の緊張が全身のコーディネーションにまで影響を及ぼします。
いわゆるスポーツで「力を抜け」といわれる理由のひとつとして、上記のようなことが考えられます。
さらに筋肉は緊張で力を出すわけで、緩んでいる筋肉が多ければ次に緊張する筋肉の量も多くなるといえます。
筋肉を緩める方法はいくつかあると思いますが、身近な方法として、「楽な姿勢」と「筋肉を鍛えて最大パワーがあがれば、通常使うパワーは全体の割合として下がる」ということかな?たぶんいろいろな方法があると思います。
バランスボールでもおなじことを感じて記事にしてみました。長文スイマセン
僕はいわゆる最近流行の「脱力系」に関して話や読み物を聞いたことはないのですが、どういうことなのかなって気になっています。
by やっち