今朝はドアを開けて支度していると猫が部屋に入ってきた。
しばらくすると見かけなくなり、洗面所で再び顔を洗ったり準備をして部屋に戻る。
ふと顔を上げたら真上の棚にめっちゃ猫がいて驚く。絶妙に見下ろされてる(笑)
1階のリビングで昨日スーパーで買った朝食のヨーグルトやスムージーを食べて
家主の人からレンタルサイクルを借りると良いよとお勧めしてもらった。
再び部屋に戻って身支度をして出ようとすると、家主が部屋のある2階に上がってきて
猫がベッドの下にいる、と。覗き込むと確かにいた。
出かける時に部屋の鍵をかけたいので、猫には部屋の外に出てもらわないといけない。
家主がおもちゃを持ってきて、部屋の前で揺らしたりしてみるがこういう時に限って
猫は全然出てこない。
部屋に入っても大丈夫?ごめんね〜という感じで家主が部屋のベッドの下に潜り
強制的に猫を抱き抱えて外へ出してくれた(笑)
猫のいる生活、いいなあ…
ちなみに今日部屋に来た猫はまた昨日とは別の猫。
昨日の微動だにしなかった猫は14歳で人慣れしているからあれだけ動かなかったらしい。
教えてもらったレンタサイクルを借りていざ出発。
電動自転車でとても快適!(写真撮り忘れた!!)
グダニスクはレンタサイクルポートが至るところに整備されていて、
アプリも使いやすく、また自転車道もデンマークほどではないにしろ整備されているので
とても快適にサイクリングすることができる。
東京のレンタサイクルよりもよっぽど整備も整って使いやすい。
ポーランドは市内どこでもクレジットカードが使用でき、交通機関もアプリでチケット購入ができたり、こういうレンタサイクルも整っていたりと
西欧に比べて発展したイメージを持っていなかったが、かなり快適な旅行ができる国だった。
どの国に行っても日本のこういう部分での不便さを実感してしまう。
市内中心地までは片道40分ほど。途中道なき道みたいなところを案内されて不安になったものの、楽しくサイクリングできた。
まずは戦争博物館へ。
ここは第二次世界大戦についての展示がされた博物館だ。
中はなかなか見応えがあり、戦争の背景からナチスの話や人々の暮らしといった部分を網羅的に展示していた。
また一部のコーナーでは日本の展示もしていた。
海外に来ると日本を客観的にみることができたり、世界史についてより興味を持てる。
そして知識を得ると旅行がまた楽しくなるので、ますます知りたくなる。
中学や高校で歴史を学んだ時も、こうやって自分の身につく形で学ぶことができたらどんなに楽しかったか。でも全員海外旅行させるわけにはいかないから、詰め込み型にならざるを得ないのだろうけど、もっと他に方法がないものかと感じる。
シネマもあり、是枝監督の怪物も上映しているようだった。
お昼はスープ屋さんで、ポーランド特有の酸味の効いたスープを注文。
あっさりして美味しかった。レモネードも一緒に。
ここからまた自転車に乗って少し離れた場所にあるタイマッサージ屋さんへ向かう。
昨日の夜、タイマッサージについて調べていた。
というのも私は肩こりがひどいため日本でも定期的にタイマッサージに通っていたのだけど
デンマークだととても高いのでなかなか行けず…
ポーランドだと安いのでは?と思って調べると、日本よりは円安の影響で高いけどデンマークよりはまだ安いので行ってみることにした。
受付は英語が堪能なポーランド人、実際の施術はタイ人だった。
グダニスク市内のいろいろなタイマッサージ店を調べると、大体英語表記が併用されており、海外旅行者向けも意識しているのかなと思った。また物価の比較的安いポーランドにしては強気の価格設定だったのでそれもなおさら。
なんか国の貧富とかいろいろ考えざるを得ないけど、ひとまずタイマッサージに集中。
日本とは違って顔にオイルを塗られて、顔のマッサージをされること10分…
全然体の方に行かないので「これってタイマッサージですか?」と聞くと少し慌てて施術師は受付へ確認へ行った。どうやらミスって顔のマッサージをしていたらしい。
全身のタイマッサージに変更してもらって、施術再スタート。
日本でやってたタイマッサージよりも強めで、結構痛い笑
でもタイ人がやってるからこれが本場のものなのかよくわからないけど
とりあえず流れに身をまかせておく。
日本で受けたことのないダイナミックな動きもいろいろあって面白かった。
タイ語のありがとう=コープクンカップもたまたま覚えてたので使えてよかった。これまでの旅行で身につけたスキルが役立ってる。
帰り際近くにAKITA RAMENという店を見つけた。
ヨーロッパでラーメンを食べても大体全然美味しくないのだけど、
ここはかなり高評価だったので行ってみることにした。
実際、とても美味しかった。
日本のラーメンとほぼ同じ味の醤油ラーメン。
感動したので店員さんに「ここのラーメンは日本のラーメンと一緒でとても美味しい、ヨーロッパでラーメンを食べると大抵違うんだけどここは本物だ」と伝えると
店員さんはとても喜んでくれて、他の店員にも伝えるねと戻っていった。
再度お会計をもらった時に、「他のスタッフにも伝えたけど、very very very thank you!と言ってたよ」「こちらこそ、こんなに美味しいものをここで食べれてとても嬉しいしvery thank you」みたいな感じで気持ちよく店を出ることができた。
再び自転車に乗って、ここから30分ほどのソポトという街に向かう。
ここもクバにお勧めされていた。
郊外だけれども、人でとても賑わっており様々なお店や屋台なども並んでいた。
出店でジェラートを買って食べる。
少し歩いていくと白砂のビーチがあった。
ここはどうやらビーチリゾートみたい。
グダニスクもほぼアジア人がいなかったけど、
ここはなおさら誰もいない。黒人もアジア人もおらず、私だけが違う人間。
ちなみにグダニスクで自転車に乗っているといろんな人に見られた。
アジア人で、しかも自転車に乗っているのがとても珍しいんだろう。
世界の辺境に来てしまった気持ちになった。
まあグダニスクって日本人には全然有名じゃないし、
そもそもポーランドに来る人も日本人にはレアで、来たとしてもワルシャワかクラクフだろう。
前日本に住んでいる兄と話していた時に兄が
「怖くて海外なんか行けない。自分だけが違う人種で何かあった時に差別とかいろいろ標的にされそうだから」と話していて
私はたった一人自分だけが違う人種のこの街で自転車に乗っている時に、自由って素晴らしいし気持ちいいなとか考えてた。
想像力がなくて能天気なだけなのかもしれないけど(笑)
でも知らない街で颯爽と自転車を漕ぐのは本当に気持ち良い。
海外旅行の楽しさって、知らない交通ルールとかを周りの人を観察しながら徐々に理解し、それを知ると新たなツールを使えて旅レベルが一段階上がる、みたいな
実際に体験を通して知識や経験が身になるところかも。
一度ある国で公共交通機関に乗れたら次はもう簡単になったりするし。
全身の五感を使って色々なことを体験し、リアルな糧になっていくのが楽しいんだろう。
あと自分の他に似た人種のいない誰も知らないような街にいると楽しいと感じるのは、
宇宙にでも来た感覚なのかもしれない。笑
ポーランドの自転車道はとても整備されており、ソポトから市内まではちょくちょく森のような道もあって快適だった。
夜ご飯はショッピングセンターでピロシキを注文。
水餃子に近い。親しみ深い味。
今日は合計3時間くらいサイクリングしたけど気持ちよかったな。