今日は朝集会が全部デンマーク語だった。
一応先生が翻訳してくれる翻訳コーナーも設けられるけどほぼ聞こえないので移動するのも面倒だしやめた。デンマーク語の朝集会の日は事前にアナウンスしてくれたらいいのに。。
午前中の授業のアイデンティティでは引き続きジェンダーに関する話。
フェミニズム活動はやりすぎかとか、LGBTQの活動でpink washerと呼ばれ批判される形だけの活動はどんなものがあるかといったことを話した。
同じ寮のイダはpink washerの例としてLGBTQパレードの時の企業協賛を挙げた。協賛企業の多くは具体的なアクションも特にしていない、単なる広告手段としてパレードを利用しているだけだと。
また、日常の中の男性・女性のあるべき前提として社会から要求される例として
私は学生の時他の女の子たちがアイドルや俳優誰がかっこいいとかそういう話題をして盛り上がり、誰か異性の推しをつくらないと会話についていけない雰囲気があったことを挙げた。(特に私はイケメン俳優とかに興味なかったし笑)
またイダは見た目がかなり男性的で私も最初イダが女性なのか男性なのか正直わからなかったのだけど、日常の中であなたは女?男?と聞かれることにうんざりするという話をしていた。
他には、ジェンダーの定義に関する文章を読んでそれについての感想を言い合う会。
その文章で言っていることは
男性であるというのは本人が男性であるということでなく、他の人が男性と定義することである、ということ。
例えばペーパークリップは何個も同じものを複製できるけど、
男性というのはペーパークリップのように複製できるものではなく一つ一つ違うもので
それを男性と一括りのワードでまとめることは難しいという。
性器があることが男性の定義だとしても、トランスジェンダーにはそれがないし
男性は女性が好きという定義だとゲイはどうなるのかとか
男性というものを定義することは難しいといった内容。
それでも人は一瞬でその人が男性か女性かを見分けるし、
その他人の認識がジェンダーであるということ。
定義することはそれ以外を除外することになるという文章が一部に書かれていて、
私も同じことを思っていたからそれについての下のような意見を私は発表した。
“人が物事を定義=カテゴライズするのは個人としても集団としても認識を簡単にするためで
詳細を知れば知るほどカテゴライズは難しくなる。
ただなぜ人はすぐカテゴライズしたがるのだろうと疑問に思った時に、そもそも人が対象について詳細を知ることにそこまで興味がないからではないか。例えば男性として一括りにするのは、相手の個々の性質を無視した結果だし、あの人はこういう人と一回カテゴライズしてしまえば、それ以上それについての認識を深める必要はなく余計な頭を使わなくて済む。”
ここに書き出しだしてみてから追加で思ったけど、ジェンダーの問題とかは他人への興味をどれだけフラットに持ち続けられるかが鍵なのかなと思った。
他人(しかも自分とは違う性質のもの)への興味関心を持つことは自分の中で既に出来上がった思考外のことを認知することだから、とても難しいし自然な状態に反してることでもあると思う。でもそれができるのは文化的だと思う。
授業のあとお昼ご飯を食べてコペンハーゲン空港へ。
出発の三時間前にいったけど飛行機も一時間半遅れたしかなり時間を持て余した。
次から二時間前で十分そう。
ミラノに21時半頃到着。
駅を出るとシティーセンター行きのバスがたくさんあるので、その場でチケットを買って40分程度でミラノ中央駅に到着。
イタリア語は少しポルトガル語に似てるから聞き馴染みのある言葉が聞こえて少し嬉しい。
また発音も聞き取りやすくて、正直わけのわからないデンマーク語よりも聞いてて安心する笑
トラムに乗って20分のホステルへ。着いた時には23時前で深夜のミラノを歩くのは少し怖かったけど飛行機が遅れたから仕方ない。治安の悪い場所に行く時はこういうのを考慮して早めに行った方が良いかも。
ヨーロッパでよく見かける中東系の人がやってるディスカウントショップを発見。
コーラが1ユーロ...!
あああああやっとジュースが500円する世界から抜け出せた😭😭😭
別にコーラとか普段好きじゃないけど、1ヶ月飲みたくても気軽に飲めなかったのでほぼ一気飲み(笑)
ホテルについてチェックインした後、目の前のピザ屋さんへ。
ピザも一枚7ユーロ🍕
ホテルに持ち帰って食べる。
温かいご飯が良心的な価格で食べれるって最高🥹🥹🥹
デンマークでケバブ以外一回も外食しなかったし、寮以外のご飯はサンドイッチかカップラーメンくらいしか食べなかったから、久々に自分の好きな美味しいもの食べて感動。。。
やっぱ美味しいご飯とかジュース飲めると元気出る。。
もうデンマークじゃなくてミラノに住みたい(笑)
ホステルのラウンジ。最近できたばかりの綺麗なホステル。