なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな



物心ついた時から、「一日は酒盛りして、正月二日の夜に本格的に寝床につくから舟を折って枕の下に入れて眠ると縁起のいい初夢がみられるからね」と母が口にしながら家族分の帆かけ舟を折っておりました。私もお手伝い。


何十年も、正月二日には帆かけ舟を折って枕の下にしのばせて眠りにつきます。


嵩山堂はしもとさんの懐紙で折るようになって数十年。


本来なら、回文と宝船の絵が描いたものらしいのだけれど。


一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭


おやすみなさい