主人のリハビリ待ち、フロントガラスに水滴が落ちてきて、やっぱり降り出したかと。


関西で、雨がぽつぽつと降り出すことを「雨がぴりぴり降ってきた」と言う。ぴりぴり…何故にぴりぴりなのかいまだに分からないけれど、まぁ、語感が楽しく、口にし楽しんでいる。


雨も降り出したし、猫も出てこないだろうなぁと思っていたら、旦那が雨に濡れながら(片麻痺で杖を持って歩くので傘がさせない)、戻ってきたと思ったら、「ヌシおるよ!濡れんのに!」と。


ドアを慌ててあけたら、「ニャア!」。

「濡れてるやん!」と言うたら、(分かってますよ!だから、濡れないところにいるでしょ!)と上を見上げる。確かに、雨宿りしながら移動もする。


以前、雨が降り出したら、上に大きな木があるところに誘導され、上を見て、私を見て、「ニャア!(ここなら濡れないから、ここに座って!)」と言われたことがあったなぁと思い出した。


今日は、車のドアに傘を挟み、そこで、ごはんとおやつをあげ、タオルで拭いて、なでなでして。


雨が降っているから寝床に帰るか、車に乗って一緒に帰るか、どっち?と聞いたら、空を見上げてから、まだ遊ぶと。そのうちに、チチチチと鳥が鳴き、空が少し明るくなり、雨も小止み、ヌシが空を見上げ(ほら!止んだでしょ?まだ、遊べるでしょ?)と。


のんびりとした時間を過ごしました。















春雨や濡れたる猫のいとかなし