2020年5月21日
本来なら3次治療3回目の「カルボプラチン+S-1」を予定も、レントゲンと血液検査の結果が共に悪く中止になりました。

レントゲンで、肺が完全に潰れている右側の胸水が、4/5くらいまで増えていることが分かりました。
血液検査の結果
○ 白血球 14430
○ 腫瘍マーカーも上昇
CYFRA 3月37、前回60、今回87
・CEA    前回10、今回20.8

希望を持って始めたカルボプラチン+S-1療法は、たった2回で耐性が現れてしまいました。

主治医からは
抗がん剤を止めるのも選択肢の1つです。抗がん剤を変えて来週から始めることもできます。4次治療にマニュアルはありません。ただ、オプジーボなど免疫療法に関しては、万が一副作用で左肺をやられたら致命傷になってしまうのでおすすめできません」
と説明されました。

今の主人にまだ使える抗がん剤はあるのか聞いたところ
「肺がんに対する抗がん剤の種類は多いのですが、それらは1次治療や2次治療に使う場合です。4次治療に何を使えばいいかという正解はありません」


少し考えた主人は、
「薬を変更して抗がん剤治療をやりたいです」
と自分の意思を伝えました。

まだこの苦しみに耐える覚悟でいる主人。
すっかり元気のなくなった主人を、私はこれ以上見たくない。
正直に言うと、もう抗がん剤の治療は止めていいのでは、とすら思いました。

でもそれは主人が決めること。
辛いけれど、今回も主人の希望を尊重することにしました。

ところで気になっているお腹周りのポッコリ感。腹水の可能性はないのか聞いてみたところ
「あると思います」
とあっさり肯定されてしまいました。

「胸水と違って腹腔内の水を抜くのはリスクが高いので、抜くとしてもかなり溜まってからになると思います。右胸の水は、抜いてもまた溜まるので抜きません」

結局、水は放置ということらしい。
パパ、辛いね(T . T)

主治医が次の抗がん剤を検討している間に、廊下を挟んだ口腔外科へ。
実は副作用対策で抜歯した親知らずの場所から、なんと骨が出てきてかなり痛いので、CT撮影後削ってもらいました。

その後再び呼吸器内科へ。
主治医に勧められた次の抗がん剤は、1次治療で使ったパクリタキセルの改良型。献血成分からアルブミンを抽出した「ナブパクリタキセル」。

副作用として
・白血球が減る
・髪が抜ける
・指先の痺れ
などが出るらしい。
肝機能、腎機能が正常な今の体力など考え、これがいいのではないかということになりました。

この薬は毎週点滴して3週間で1コース。
来週から開始が決定しました。

そして、痛みや息苦しさを緩和するため、医療麻薬も増量されました。
○オキシコドン 朝晩5mg×2つ → 5mg×3つ
○オキノーム  2.5mg→5mg(60分→30分あけたら飲んで可)

診察から3日が経過しました。
食欲はあいかわず無いですが、睡眠はたまに4時間くらいまとめて取れる時もあるようです。

でもやっぱり傍目には、かなり辛そう、、、
もっと苦痛を取り除くいい方法は無いんだろうか?
毎日そればかり考えています。



今年もクジャクサボテンの花が咲き始めました。