●湯布院から阿蘇へ④★新緑の九州二泊三日の旅★取材日記⑩ | オズモンズ・osmonds・ファンクラブ・活動日記 1969~

オズモンズ・osmonds・ファンクラブ・活動日記 1969~

1971年「♪ワン・バッド・アップル」の大ヒットから半世紀、
今も世界の舞台で大活躍の〝The Osmonds オズモンズ〟
彼らのファンクラブ設立当時の活動史。
そして、ナベさんの「その後」と「今」(^^;)です。
(画像=1969年12月第1回大阪ファンクラブの集い)

■ナベさん、その後の出来事(^o^)/

 
⚫︎1989年初夏 大分から熊本へタイムスリップ!

 

★阿蘇カルデラ内の赤水温泉でホテル・料理・温泉の定番撮影

 

■最終三日目 赤水温泉 阿蘇白雲山荘~エル・パソ牧場

 

阿蘇カルデラ内の『草千里ケ浜』『JR阿蘇高原線のSL』などを撮影後、今夜の宿泊地 赤水温泉のホテル『阿蘇白雲山荘』に夕方明るい時間に入りました。ここは取材タイアップをとっているので広報宣伝担当者と打ち合わせ後、ロケハン(下見)です。
 
通常、ホテルや旅館の撮影は外観、客室、お料理、温泉の4シーンを撮るだけなので楽ですが、このホテル周辺は、これまで紹介したように阿蘇の山々と新緑の草原が周囲を囲むパノラマの絶景。しかも、乗馬までできる施設があり、外景は明日朝からの撮影に回しました。
 
お料理の撮影を少しご紹介します。用意された和室で、まず料理の入っていない空の器をテーブルに配置。三脚を立てカメラ、ストロボ・パラソル、バッテリーをセッテイング。アングルを決めます。用意が出来たところで、中居さんが料理を持ち込み、空の器と差し替えて本番撮り。お料理の刺身などに霧吹きで水をかけるカメラマンもいますが、私はそのような演出はしません。料理長や女将が立ちあう時は失礼な行為です。この間、約1時間、モデルは自由時間で部屋でテレビを見ているかお化粧直しか、お菓子を食べダベりながらの出待ちです。
 
料理の撮影時に広報宣伝担当者が立会いますが、料理長や女将が立ち会うと、あれこれ注文が入ります。要するに、目一杯品数をたくさん並べたいんですね。一例挙げると、ビールにコップ、お銚子に盃、デザート・・・。ホテル・旅館の名前の入った箸袋まで・・・。正にテーブルいっぱいにオンパレード。「旅行代理店のチラシじゃないんだから・・・('ω')ノ」これが私の本音です。永年連れ添っているカメラマン、当初は相手の希望どおりの写真を撮っていたので「メインだけ数品撮ればよい」と、何度も指導しましたが、現場で料理長や女将の機嫌を損ねないよう要求を断るのもなかなか大変なことです。
 
余談ですがその逆に、サラダ一品だけ持ってきたので絵にならず、部屋にあった花瓶のバラをそのサラダの後ろに添えたら、「私の料理はそんなものを置かないと映えませんか?」と料理長に睨まれたことがありました(「はい!もの足りません」とはいいませんでしたけど・・(*´з`) )。神戸ポートピアホテルの『アラン・・』なんとかというフレンチレストランでしたね。確か・・・。覚えてませんけど・・・。今は閉店してありません(^^)v
 
お料理に続いて、モデルの食べるシーンの撮影に入ります。これはもう、浴衣に着替えて、普通に楽しく食べてくれれば絵になるので素早く撮ります。でないとお料理が冷めちゃいますからね。撮影が終われば、タイミングよくスタッフのお料理が運ばれ、皆で楽しい夕食の宴が始まります。
 
食事が終われば一旦解散、自由時間です。たいがい館内のお土産店で買い物か温泉に入るか。カラオケなど当時からありましたが入らなかったですね。館内に雰囲気のよい居酒屋などがあれば地酒をいただきに皆んなで入ったりもしました。
 
恒例は、夜10時頃から部屋に集合して「反省会」と称する飲み会です(^-^; 用意しておいたお菓子やお酒のつまみがテーブルに山盛り。ビールに地酒にウイスキー(当時は焼酎や酎ハイはメジャーではなかったです)。モデルもスタッフも結構強い子ばかりで、調子づくとお開きは夜中の2時になることも。それからまた個々に温泉に入り就寝です。
 
温泉の撮影はいつも翌朝、一般客がチェックアウトした後、貸し切りにして始めます。モデルは水着をつけてバスタオルでガード。先にカメラをセッテイングし、撮る瞬間だけモデルを呼び温泉に足だけつけさせ撮影。足だけつけていても熱気で汗が滴りお化粧は落ちるし、時にはのぼせる時もあるので短時間勝負ですね。最後に浴槽に入らせ数カット、シャッターを切ります。
 
これも余談ですが、某有名写真家に温泉の写真を依頼した時、「ナベさん、温泉にバスタオル巻いては入らんやろ~」と日頃からの口癖で、とうとう〝リアル!?〟に撮影してフィルム持ってきたので、念押し確認すると「大丈夫、本人も旅館にも承諾得てるから・・・」と。その言葉を信用し掲載発行した結果大問題になったことがありました。その話はまたいずれ´д` ;
 
さて大分ー熊本取材撮影三日目は、朝から阿蘇白雲山荘の周辺、続いて上記のごとく、温泉シーンを撮影。昼食後、私は社の用事があり一足早くモデルと共に熊本空港から大阪へ。カメラマンと編集部員は、近くに『エル・パティオ』というウェスタン牧場があるというので撮影に行かせ最終便で帰阪させました。
 
『大分ー阿蘇、やまなみハイウエイを走る!』五指に入る楽しい取材撮影でしたね。
 
※今回も画像は誌面掲載の写真ではなく、私的な記念写真を掲載しておきます。
 
次回は、『1981年神戸ポートビア・アイランド博覧会』へタイムスリップ!
 
つづく~
 
《ホテル『阿蘇白雲山荘』では乗馬も楽しめました。》
 
《こちらは本番撮影、食事シーンの合間のおふざけですね。》
 
 
《同じく食事シーンの撮影本番です。手に持っているのはカニですね。》
 
《温泉の撮影は、一般客がチェックアウト後の午前10時頃から。》
 
《ホテルの外観で、記念撮影です。》
 
 
《ホテル客室の撮影で、カメラをセッテイングしている間の出待ちです。3日目となると疲れも出てきてベッドで仮眠してましたね(+_+) 》