明日やろうはバカヤロウってこと
どこの誰に話しても「おもしろい・ファンキーなおじいちゃん」といわれていた、
私の大好きなおじいちゃんが、
とうとう生涯を終えました。
予想もしていなかった訃報。
「不死身のじいちゃん」のはずが・・・。
いきなりすぎて、心にぽっかりと空いてしまった穴。
先月のお誕生日、電話が繋がらなくて、
「またにしよう」
って思ってしまった私。
結局、
83歳のお祝いの言葉もかけてあげれず、
カラダを心配する言葉もかけてあげれず、
じいちゃんの耳に届くことなく、
お別れを迎えてしまいました。
「明日やろうはバカヤロウ」って
ほんとにそう思いました。
最後に話せた言葉は
「結婚式するように、話進めてるから、あと1年はがんばってよー(笑)」
でした。
でもじいちゃんには待ってもらえなかった。
むしろ先延ばしにしてしまった私がいけなかった。
どんなに考えても、後悔ばかりが残ってしまいます。
じいちゃんとの最後の夜、
妹とふたりで、
徹夜でじいちゃんと過ごしました。
線香が絶えないように、
ずっと見つめながら、
思い出話ばかり。
ふと、
27年もお付き合いしてる信仰の宗教なのに、
よく知らないということに気づき、
「三途の川」について、
夜な夜な調べてみました。
三途の川って川だとは知っていましたが、
3つの川だとは思っていませんでした。
その教えですが、
一説によると、
・「激流」「急流」「暖流」
の川から成り、
生前になした行為の善悪によってどの流れを渡るかが決定されるそうです。
それを決めるのが、川のほとりで死者の着ている着物を奪う「おばあさん」と、
その着物を罪の重さを量るための樹にかけるおじいさんの2人です。
着物を奪われ、その着物が樹にかけられると、
死者の罪の重さによって樹の枝の垂れ下がり方が異なり、
それによって渡る川を定めるそうです。
「棺に涙をこぼしてはいけない」
というそうなんですが、
もしかしたら・・・・
着物が重くなってしまうからなのかも。
と思うと、
自分を見失うほどの涙を故人に流さないように
というような
「教え」はすごいな~
なんて納得させられてしまったり。
今まで見たことのなかったすごく華やかな祭壇。
生花だけで飾られました。
百合・らん・黄色のバラなど、
じいちゃんの希望だったようです。
楽しいことが大好きだった人だから、
私はウェルカムボードを作成。
今までの写真をたくさんまとめて、
ずっと飾らせてもらいました。
心から残念だったのが、
1年間の留学期間を終え、
次の日曜に帰国することになっている従妹。
無事に留学から帰ってきてほしい、
とまだ知らされてないこの事実。
いろいろな思いが錯綜する中、
それでも滞りなく、お別れを終えることができました。
仕事の道を「旅行業」に決めさせてくれた旅行好きのじいちゃん。
観光学科のある短大に行かせてくれたじいちゃん。
マクドのバイトの帰りが遅くなるとマクドに電話してきちゃうじいちゃん。
社員旅行のときは「ええスーツケース持ってかな、格好つけへんやろ」って
めっちゃいいやつ買ってくれたじいちゃん。
「結婚するときはまず、じいちゃんに見せてOKもらってからやで」と言い続けてきたじいちゃん。
たかPを紹介したら「ええ子やな」っていいながらも、近所のおばちゃんに「あゆみに尻に引かれるわ~、かわいように(笑)」って話していたじいちゃん。
電話すると「生活はうまくいってるんか?」って気にかけてくれたじいちゃん。
そして最後の最後にカラダを張って、「明日やろうはバカヤロウ」を教えてくれたじいちゃん。
15年前におばあちゃんが亡くなってから
毎日のように見よう見まねでお経を読んであげてた。
あの世との超遠距離恋愛だったじいちゃんが、
やっとまた一緒になれるんだ
と思えば、
またじいちゃんには幸せが待ってる気がします。
今日の気持ちを忘れたくない。
今日やると決めたら今日やる。
迷わない、諦めない、悔いを残さない。
そして、
じいちゃんが暖流の川をのんびり渡って、
川の向こうでおばあちゃんに会えることを信じたいと思います。
気をつけていってらっしゃい!