1995年の話53~審査後、稽古の日々の巻~
朝起きてランニングをしてから学校に行き、16:30からの1部の稽古から参加してそのまま2部の稽古にも出て23:00まで道場で稽古していた。日曜日は定時稽古が12:00からだったので、15:00まで道場で稽古して、帰ってから地元で同級生のシンとウエイトをするか、尼崎の公園に行き、同級生の田井陽介とサーキットトレーニングとミットをしていた。稽古時間だけは誰よりもあったと思う。50kgから始めたベンチプレスも80kg上がる様になっていた。稽古の成果で、あんなに長く感じた2分のスパーリングも余裕を持ってこなせるようになってきた。周りの道場生達が、道場での稽古時間で私を意識しているのを感じる。稽古の出席日数や定時稽古後の補強やウエイトでも意識されていた。稽古を休まない道場生が増えたし、私が帰る23:00まで帰らない道場生が増えてきた。道場にそんなルールは無かったのだが、私がいつまでも残るので『稽古は23:00まで』とのルールが作られた。スパークリングは峯岸先輩といつ当たるかを最初に考えてからしていて、『○○さん、□□さんとやっている時のあの技が良かったですね』と、スパークリング後に話していた。『なんでですか?スパーリングしながら見てたんですか? 嘘でしょ?』『そんな余裕よくあるな!?』と驚かれたのだが、この癖は最後まで抜けなかった。かといって手を抜いている訳ではなく、周りを俯瞰して見ているのである。真剣にスパーリングをする中で、周りも観察していた。そんな私だから、あることに気付くのです。そうスパーリングで私と当たるまで、手を抜いている道場生達がいるである。次回・・・1995年の話54~道場生達から標的にされるの巻~