真四角の物体・・・!?
ノソノソと貫禄十分に勿体付けながら道場に現れた先生は、手に持ったタオルを開けた窓のサッシに掛けてから、準備運動の動作の意味等を説明しながら始めた。
そして汗が出ると窓のサッシに掛けたタオルで汗を拭きながら
『やっぱり、こっちは暑いな~』
と、
関西に来るたびに、兵庫にいても、奈良にいても
『やっぱり大阪は暑いですよね』
と言いながら、エアコンの強度を全開にする平塚洋二郎みたいなことを言っていた。
私は稽古の基本中なのに、インターバルのたびに、タオルで汗を拭く先生をみて
『基本稽古の最中に、そんなことしてエエんや?』と、思っていた。
そして
『パンチが小さい』
と、初めて東孝先生から指導を受ける。
しかしこれだけは、たとえ先生の指導を受けても変えなかった。
・・・絶対に!!
熱くなったらパンチは大振りになる。
だから普段から
『手の動きは小さく、足の返しは大きく!!』
これが峯岸先輩の最初の教えで、私が最後まで・・・
そして今も守っている教えだ!!
高垣先輩、加藤先輩に言われても変えなかった!!
『狙って倒せるのはなぜですか?』
なんども飽きるほどにされた質問だが、答えは簡単です。
最初に出会ったのが峯岸昭夫先輩だったからです。
次回・・・東孝に驚愕するの巻