6/20の井上尚弥の防衛戦
挑戦者の試合は初めて見ましたが、簡単な相手ではなかったです。
実際サウスポーらしい位置取りの上手な選手でした。
でも最初の井上尚弥の左フックで挑戦者が
『あっ!!』
って思ってしまったんですね。
事前に考えた攻撃ではなく、井上選手のアドリブに感じました。
その後、相手がビビッているから、本当なら当たっているはずのパンチも相手に当たりませんでした。
でもビビッていると相手の攻撃が効くんですよね。
ビビッている相手と試合はもちろん、スパーしていると
『そんなんで大げさに倒れるなよ。』と思っていました。
左フックで杭を打つことに成功した井上選手は、右ストレートが全くキレていませんでしたが、左フックで杭を打たれた相手は、肝心の左ストレートを井上選手と同じリズムで打ったりしていました(ワンステップではなく二挙動やツーステップで打ったり)
同調行為ですね。
これが馬鹿の一つ覚えみたいに感じるかも知れませんが『先手で手を出せ!!』って、
スパーや試合で、セコンドや先輩が声を出す理由です。
最初のダウンは『それで倒れる?』ってパンチですが相手はまったく見えていませんでしたね。
井上選手は、途中でステップではなく、歩いて相手に近づいていったりして、相手への精神的プレッシャーや、ジャッジへの印象の掛け方が上手ですよね。
何よりも、頭から行ったり、クリンチが無いし、ブレイク後に手をだしたり等々の
ダーティーボクシングをしない
素晴らしい選手なので多くの人から応援されるのだと思います。
いつまでも頑張って欲しいです。