今回はすこ~しBL入ってます。めっちゃソフトですが……。苦手な方はスルーして下さい。
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〈side M&S〉
ミウラFOODSに納品を済ませ次の打ち合わせに向かう車内でーー
「これから行く所さ、ちょっとクセのある営業が相手だから俺なりに対策を立てたんだけど」
助手席に座る櫻井が口を開いた。
「なになに、気になるねぇ♪」
「まず、その営業……女性だ。」
「ほっほう。」
「キレイめ系の濃い顔が大好物だ」
「ほうほう。」
「だから松潤、多分……狙われる。」
「あ?あぁ、そういう話(笑)で、どんな対策を考えたんですか?我らが櫻井翔は」
松本が聞くと少しだけ困ったような、でも明らかに楽しんでいる顔をしながら答える。
「俺と松潤が恋人同士ってのはどう?」
「⁈」
一瞬大きな目が更に見開かれた松本だったがすぐにいたずらっ子の顔になった。
「面白そうじゃん(笑)」
「お?ノるねぇ(笑)」
「じゃあー、翔さんウケね?」
「ヤだよ!何で俺がウケなんだよ!(笑)」
「え~、だって俺攻めたい(笑)」
「なんだよそれ!(笑)ダメダメ、松潤が攻めたら向こうの営業さんが益々惚れちゃうだろ。俺が攻め。」
「ちぇ~、それじゃ普段と変わんないじゃん。たまには俺も攻めたかったのに~。」
「また今度楽しみにしてまっす。」
櫻井がそう言うと、少しふてくされながら松本が言った。
「じゃあちょっと小細工させてよ。」
そう言いながらハンドルから左手を離して櫻井の方へと向ける。
「?なにすんの?」
「ネクタイ緩めて、ボタン外して、ちょっと襟元広げて?」
ワサワサと動く左手は放っておくと運転しながらでもやりそうだったので櫻井は素直に従った。
「できたけども?」
…………
櫻井の言葉に無言で運転を続ける。
「まつもとさぁ~ん⁇」
もう一度話しかけたが、やっぱりこっちを見る事すらしない。
ふぅ…とひと息ついて前を向き、反応が返ってくるまで放っておくかと思った矢先ーー
「うぉっ⁈」
いきなり松本が櫻井の上に覆い被さった。
いつの間にシートベルトを外したのか、というか運転はどうした⁇と驚いている櫻井を見て
「ふふっ」
満足そうにニヤリとした後櫻井の首筋に視線を移す。
「うまそう……」
そう一言呟くとそのまま視線の先へ唇を運んだ。
チュ……
唇を当てると啄むように優しいキスをする。
「ちょ……」
驚いて止めようとするが次の瞬間首筋の血管を舌先で舐めあげられ全身に快感が走る。
「ンァッ!……」
そのまま強く吸い上げられ、目眩がした。
「ふふ、小細工完了♪」
小悪魔的な顔で下から見上げると、松本は満足して運転席へ戻った。
「あ、なんだ、まだ信号変わってないじゃん。もっとやれたなぁ」
なんて言いながらシートベルトを締め直す。
その言葉でやっとここは車の中で、外は真昼間の市街だった事に気が付いた。
「潤~~っ‼︎なにすんだよっ!なにこれどーいう事よっ⁈」
慌てて首元をミラーで確認する。予想通り思いっきりキスマークがついていた。
「翔さんそんな風に確認してたら外から見られるよ?言ったでしょ、こ・ざ・い・く♪」
こ・ざ・い・くじゃねーよ……