久々の嵐粧堂です。
更新が遅いが……まぁ、そんなもんです。
ではでは。
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カチッ
「よし!終わったよ~。」
「なるほど、こういう頭になるのかぁ。確かにおいらには出来ないわ。」
雅紀にイジられた髪型を鏡で見ながら智が言う。
「でしょ?おーちゃんはさ、いつも自分でセットしてるけど今日は新年会でしょ?いろんなお偉い様が来るんだからさ、ちゃんとしなきゃね♪」
「相葉ちゃんすげーなぁ、何でも出来るね。もしかしておいらイケめてる?」
「もしかしなくてもイケめてるっ!」
イェーイ♪とハイタッチしながら2人ではしゃいでいると
「あのー、後ろがつかえてるんですけどー。」
翔が呆れ顔でツッコんだ。
「あ、ごめんごめん(笑)じゃあ次は翔ちゃんの番だね。おーちゃんのスーツは向こうに掛けといたから着替えてきて~。」
入れ替えで雅紀の前に座った翔はもうすでにスーツに着替えていた。
「やっぱ翔ちゃんは黒が似合うね♪」
黒に銀糸が入った細身のスーツを纏った翔は育ちの良さが際立って品がある。立ち姿がサマになっていてこういった服を着慣れている感が漂うのだ。それも嫌味ではないのが翔の凄いところだ。
「智くんは何色にしたの?」
セットしてもらいながらもiPad片手に今日の出席者を確認する。
「おーちゃんも黒だよ。光沢のあるやつなんだけど、格好いいよぉ~絶対!はいっ!出来上がりぃ♪」
「えっ?早くね⁇智くんより大分早いよ?」
鏡の自分を見てどこが変わったのか確認する。
「翔ちゃんはすでにサマになってるからあんまり手を加えない方がいいんだよ。カチッとしすぎると誰も近寄れなくなっちゃうからね。」
……ほんとかよ。
イマイチ納得出来ないながらも、何でも早いに越したことはないから素直に席を立つ。
少しすると2階から智が降りてきた。
「相葉ちゃ~ん、この細いタイってどうやって結ぶの?」
タイをひらひらさせながらやってきた智にガン見する2人。
「な……なに?変?似合ってない⁇おいら、そんなに悪くないと思うんだけど…」
焦る智をヨソに顔を見合わせる。
「雅紀くん。」
「翔ちゃんっ。」
グッ。
満面の笑みで硬い握手を交わす。
「だからなにっ⁈」
「なぁ翔ちゃん、俺やっぱ似合ってないの?」
車に乗ってからもまだ不安げにしてる智くんが面白い。
「だから、似合ってるって!いつも寝癖にツナギのあなたが上から下までブランド物で身を包むとこうも変わるのかと感心してただけだよ(笑)」
「馬子にも衣装ってやつ?ほんとかよぉ、俺は寝癖にツナギに戻りたいよ。」
下唇を出してふてくされる。
「まぁまぁ、俺の言葉が信用ならないなら今日の新年会で出会う人たちの反応を見ればいいよ。相葉くんが言ったろ?うちの社長はこんなに格好いいんだって見せびらかしてこいって。その意味がわかるよ。」
「絶対遊んでるだけだろ……。」
どうしてうちの社長はこんなに自分に自信がないのかね?いや、自分を着飾ることに興味がないから似合ってるかどうかもわからないのか。
いつもはフワフワの髪。今日は相葉くんにセットされて盛りモリ。眉毛がりりしくなって男度が上がってる。スーツもさすが相葉セレクト。近寄りがたい雰囲気を醸し出してて、手の届かなさそうなところが女はもちろん、男も虜にできると思うけどね。
さぁ~て、新年会。
参加名簿見てた限りじゃ1人面倒くさそうな奴がいるな。まぁ、智くんに迷惑かからなければいいけど。
何事もなく、無事に終わりますよーにと。
