本日3本目です。
いつもは1日1本もUP出来ないのに。
バレンタイン…暇なんです私(笑)

ではでは。


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21時で仕事を終えて、マネに家まで送ってもらった。
翔ちゃんから聞き出したカズのスケジュールによると、今日は19時上がりだから、もう居るはず。
しかも明日は午前中オフだって言うから、今日はしっかりイチャイチャできる。

カズの…機嫌が直ればだけど。

まぁ、直すけどね?おいら、イイもん用意したし。

鍵を開けて、家に入る。カズの靴は……ある。

よし。

リビングのドアを開けたらゲームしてた。
1人なのに、ヘッドフォンして。

「ただいま」

ヘッドフォンを外してそう言ったら、突然の出来事にびっくりしてこっちを見上げた。
すぐに不機嫌な顔になって、テレビへ視線を戻す。が、画面に


GAME OVER


の文字。
シワの寄ってた眉間が、更に深く刻まれる。

「あ、ごめん。」

でもそれいつもやってるゲームじゃないよな。
暇つぶしにしかならないって言って随分前にやるのやめたやつだろ?
おいらを待つ間、いろいろ考えるのが嫌でやってたんだろ?

舌打ちしながら電源をオフにしてゲームを片付け始めたカズの隣に座った。

「なんですか。」

こっちを見ないまま、やっと口を開いた。どうやら今日はどっかに出て行く程は怒ってないみたいだ。

「うん、待ってるから、終わったらこっち見てよ。」

謝る時は、ちゃんと目を見て謝りたい。特に、大切な相手には。

ふーっ

ため息ついて、乱暴に腰を下ろしてこっちを向いた。

「な・ん・で・す・か」

手を握って、ちょっと離しそうにひっぱるから強く握って、

「寂しくさせた?ごめん。」

目を見て謝った。
口を尖らせておいらを睨む。でも、怒ってないよな?拗ねてるだけ?

「謝るくらいならさ、何でするのよ。」

お、ちゃんと聞く姿勢だ。良かった。
思わず口元緩めたら、

「てか俺怒ってるし!」

と言われた。

「ふふふ、ごめん(笑)」

ぎゅって抱き寄せて、謝る。

「ごめんの態度じゃないし……」

そういうお前も、怒ってる態度じゃないじゃん。おいらの身体にちゃんと手ぇ回してさ。

おいらはもう一回ごめんを言って、理由を話した。カズに触りたくなっちゃうからだよって。仕事ちゃんとしないとお前怒るだろって。

「わかったけどさぁ、それならそれで最初に言ってくれればいいじゃん!俺ホントに寂しかったんだからね⁈拒否されてさ。」

「だから、ごめんなさい。次からはちゃんと言うよ。ね、それでさ、ほいっ、これバレンタイン♪」

そう言って俺は紙切れをカズに渡す。

「なによこれ。」

「んふふ♪」

ミシン線が入れられ、折りたたまれたそれを1つ1つ開きながら読み上げるカズ。

「お風呂で身体洗ってあげる券…水飲ませてあげる券…大野智を好きにかまっていい券…気持ちよくさせてあげる券…甘い言葉を囁く券……ワガママを聞く券…なにこれ。」

「昔さ、かーちゃんとかに肩叩き券あげなかった?あれのカズ専用券♪」

「なるほど…。10枚綴りで、最後の3枚が空白ですけど?」

「そこはカズが好きに書き込んでいいんだよ♪」

「おぉ~♪至れりつくせりの券ですね♪」

「でしょ~♪寂しい思いさせちゃったのと、バレンタインと併せたおいらからのプレゼントっ♪」

「ふふ、ありがとうございます。でも俺何も用意してないけど?」

「カズは許してくれたからそれでいい。」

何より、喜んでくれたのがプレゼントだ♪
チュッと軽くキスをして、カズを覗き込んだ。

「さぁ、どれして欲しい?」