新年会から数日過ぎた頃のお話です。
にのあい です。



ではでは。


※※※※※※※※※※※※



松潤と翔くんの経費を処理していたら、ニノが帰ってきた。

「おかえり。お疲れ様。」

「あれっ、相葉さんまだ居たの?」

節電の為にリビングの電気は消してたからちょっとびっくりさせたみたい。

「うん、ニノを待ってたんだよ。」

「あらら、これまたどうして(笑)」

コートを脱いでこっちに来たニノを抱きしめる。
……やっぱり、女物の香水の匂い。
翔ちゃんに頼まれた厄介ごと、処理して来たんだ。

「弱味、見つけれた?」

俺の言葉に、肩に埋もれてたニノが驚いて俺を見てきた。

「え?俺が今日どこいってたか、知ってたの?」

「知ってるよ。翔ちゃんに頼まれてC&Nの林さんの弱味探ってたんでしょ?」

そう、前に翔ちゃんと松潤が営業先で松潤狙いの営業さんに2人のラブシーンを見せつけて牽制してきた時があって。万が一それを弱味にされた時にやり込められないように向こうの弱味も握っておきたいって翔ちゃんがニノにお願いしたんだ。

「だから今日待っててくれたんだ?」
小さくため息を吐いてからまた俺の肩に顔を埋める。

「うん。気持ちのいい仕事じゃないじゃん。ニノの事だから手っ取り早く本人かその近くにいる女の人をオトして探ろうとしたんでしょ?」

「なんかすごい悪い男みたいな言い方なんですけど。」

クスクスと俺の腕の中で笑う。

「ニノに悪い男を演じさせてる翔ちゃんに腹が立つよ。自分でやればいいのに。」

「翔さん顔がバレてるから出来るわけないじゃない。潤くんも同じでしょ。で、あいばかとおーのさんが女の人から弱味なんて聞き出せる?」

そう言われると何も言えない。返事の代わりに抱きしめる腕に力を込めた。

「翔さんだってホントごめんって言いながら言ってきたんだよ?俺だって翔さんに無茶なお願いする時あるんだから。持ちつ持たれつ、助け合ってこその俺らでしょ?」

俺の髪を撫でながらニノに諭される。凹んでないかな?って心配してたのに、これじゃ立場が逆だ。

「……わかったよ。もう翔ちゃんに怒らない。ニノと翔ちゃんは、分かり合ってるんだね。」

ちょっとふてくされてしまった。ニノを元気付けようとか思ってた自分がただの空回りだって分かって……。

「あーいーばーかっ。」

不意にニノに両手で顔を掴まれる。

「ひゃいっ?」

「ね、俺さ、すごい香水の匂いするでしょ。早く落としたいんだよね。でさ……」

そこまで言うと耳元で囁かれた。

「一緒に風呂入ろ?その後、俺にあいばかの匂いつけて?」

ゾクッと全身が粟立つ。確かに、俺にこれは出来ないや。