聴いてたら、浮かんでしまって他のお話が進まない(笑)

なのでアウトプットです。

ではでは。




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ひょっとしたら気付いてる?
ワザと気付かないフリしてる?

君にとっての俺は仲間で親友
そんなの理想……じゃなくて!

俺にとっての君は大切な仲間だけど……それ以上に大好きな人なんだ


これでも結構なアプローチ
欠かさずしてるのに甲斐がナイ
やっぱ俺がオトコだから?

それでも諦めれなくて 気付いて欲しくて
君が好きそうな イタリアン 性懲りもなく誘い出す


「へ~、相葉くんこんなイイ感じのお店知ってるんだ。俺初めて来たよ。知らなかったな~こんな所にあるの。」

潤が店内をキョロキョロ見回しながら席に着く。見えないようにガッツポーズしながら、平静を装って俺も席に着いた。

「ホント?潤くんなら来たことあるかなぁって思ったんだけどさ、ここのパスタめっちゃ美味しいから、一緒に食べたかったんだよ。」

一緒に!をさりげなく強調してみたつもりだけど、潤はメニューに釘付けで気付きもしない。
コースを頼んでまずはワインで乾杯。

「こんな雰囲気のいい店に俺と2人で良かったの?他に誘う子はいなかったのかよ(笑)てか、相葉くんてどんな子がタイプ?」

どんな子って、目の前にいるお前だよ……なんて言えなくて。

「ちゃんと自分を持ってて、負けず嫌いで一生懸命な人かなぁ」

頑張って潤の目を見て言ってみる。お前の事だよって、届け!

「あ、そうなんだ、熱いねぇ♪そういうコひとりいるよ♪紹介しようか?」

ワインを美味いって言いながら俺が傷つく事も口にする。
ひとりいるよ?じゃなくて! 潤のことなんだってば!

「料理なかなか上手だし、家庭的だしきっと絶対ホレちゃうよ?」

じゃなくて! そんなコいらない!

「えー、いいよ俺は。」

軽く躱せば

「もしかしたら相葉くん好きな子いるの?」

ニヤニヤしながら上目遣いで聞いてくる。
くっそ、人の気も知らないで……。

「まぁ……いいじゃん俺の話は(笑)」

笑ってごまかすと

「なんで彼女できないんだろね?」

ってワイングラス覗き込みながら口尖らせてつぶやいてる。

なんでじゃなくて!
君のせい ……そろそろ気付いてよ




好きなのが男だなんて、不毛すぎる。
いつ潤に彼女が出来るか不安ばかり
でも しょうがない

それでもふとした仕草や表情に期待するから
キリがない
ふいに目が合うとすごく優しそうに潤から微笑むのは

じゃなんで?

潤からのメール 絵文字も何もないけど
他愛ない事が入ってくる
俺だから?誰にでも?

本当のところを 聞きたい 
いつまでもこのままじゃいられない
今の関係が崩れちゃうかもしれないけどもう限界だから
覚悟決めて 電話する

「俺、こんなに何でも話せる人なんてメンバーでも誰もいないよ」

それは特別ってこと?

「優しいしさ」

「お洒落だし」

「もし付き合ったらきっと絶対楽しいと思う」

それはどういう意味?

「また店連れてってよ」

「あ~でもドライブもいいな」

「これからもメンバーとしても友達としてもよろしくね」

うん………じゃなくて!

この関係 いつまでも続くの?俺はこのままが嫌だから電話したんだ!

「潤くんっ!」

名前を呼んで、自分から電話しておいてずっと聞いてるだけだった事に気がついた。

「やっと喋ったか(笑)」

「……あ、ごめん」

「ふふ、電話してきといてぜんっぜん喋べらねーんだもん。俺ばっか喋ってるじゃん。」

「うん……ごめん。」

「で?何?」

鼓動が跳ねる。でも、いつまでもこのままじゃ嫌なんだ。

「うん、あの…さ、あの………」

『すきだ』たったそれだけが言えない。これまでの関係が崩れるのが怖い、拒否されたらって考えると声が出ない。

でも…でも……‼︎

「あのっ!…す…きだっ!潤が‼︎」

「ーーーー」




精一杯絞り出した声。聞こえなかった筈はない。


でも、電話の向こうは無音だ。何の音も声も聞こえない、真っ暗な感じだ。今の俺の頭の中みたいに。


ーーあぁ、言わなきゃ良かった。
潤はきっと困ってる。何て返事したらいいか、明日からどう俺に接したらいいのか、、きっとあの綺麗な顔に、眉間にシワを寄せて困ってる。

「っ……あ……の…」

今ならまだ間に合うかもしれない。明るく、冗談だよって、笑って、切れば、頭のいい潤だから、そう思うようにして、くれるかも……しれない。
はやく……言わなきゃ………ウソだよって……はやく………


「ーーやっとかよ……」

……え?
声を絞りだそうと、カラカラに乾いてる喉から何とか声を出そうとしてたら耳元で声が聞こえた。

「じゅん…くん?」

「おっせーよ!もぅ、俺言ってくんないかと思った!」

は?

「まどろっこしいんだよ!気付いて気付いてって。アプローチも良いけどちゃんと正面切って言って欲しいじゃん!なのに全然だからさー。」

へ?

「潤くん⁇」

「なに?」

「あの……え?…俺の気持ち知って…た?」

「うん。」

えーっ⁉︎⁇

「どんだけ相葉くんのこと見てると思ってんの?そりゃわかるよ。相葉くんも俺のこと好きなんだなって」

も?

「え?じ、じゃあ……返事は?」

期待にまた鼓動が早くなる。「も」って言った、てことは潤も⁇

「電話じゃ嫌だね。今すぐ俺ん所に来てくれたら抱きしめて教えるけど?」



俺は車の鍵を握りしめてダッシュで家を出た。



fin