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今回は「信号機とポイント(分岐器)を動かす編」です。

 

「信号機とポイント(分岐器)」

 

列車の行き先は、レールの分岐点にある分岐器などを

使用して進路を変更します。

 

開発当初の信号やポイント(分岐器)は、その場で

係員が「てこ」と呼ばれる機械で操作していました。

 

次第に線路が複雑になり、列車本数が多くなり増加する

につれて、間違いなどを防ぐため、てこを連動させたり、

係員の負荷を減らすため、遠隔で操作できるようになり

ました。

 

現在はコンピューターで制御される列車集中制御装置に

より、遠隔地から管理線区のてこと信号機を一斉に制御

しています。

 

 

「使用していた装置」

 

(連動装置)

駅構内のポイントを制御する装置です。

係員が構内に設置されているハンドルで操作し、

信号機とは信号かんと転轍かんで連動にて接続

されていて、

転轍機が本線方向にある場合は、信号かんと転轍

かんとの切欠きが一致するため、操作が可能とな

ります。

 

進行信号を動かすと、信号かんがワイヤーで引かれて

右へ動き、信号かんと転轍かんの切欠きがずれるため、

転轍機(ポイント)を転換できなくなり、

誤った方向に列車を進行させるのを防ぎます。

 

写真は加悦鉄道資料館で保存されている現存

唯一の実物。

 

(だるまてこ)

丸い重りがついた形から、「だるま式」と呼ばれています。

ポイントのある線路脇に設置されています。

 

(転轍機標識灯)

ポイントが正しい位置にあるかを知らせる

標識灯です。

正しい場合は青、違う方向にある場合は黄

で状態を伝えます。

 

(集中てこ)

ポイントを操作するてこを、1カ所にまとめた

装置です。

常に何番かが決められており、これに沿って

操作しました。

 

(電気連動装置)

信号機や入れ替え信号機、ポイントの電気てこを集中

させた装置です。

信号取扱所に設置されていました。

 

(卓上てこ装置)

多くのポイントを1カ所で制御できるようにした装置

です。

写真は機械式で、係員が運行ダイヤに沿って操作しま

した。

 

(操車場連動装置 照明軌道盤)

貨物操車場(貨物ターミナル)で、使用された連動装置

の一種です。

 

これで「信号機とポイント(分岐器)を動かす編」

終わります。

ありがとうございました。