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今回はJR九州キハ72系の編成表になります。
「キハ72系」
久大本線の観光特急「ゆふいんの森」用として、
1999年に登場しました。
ゆふいんの森では3代目にあたります。
キハ71系と同等のサービスレベルを持つ車両として
開発され、車体も同じくハイデッカー構造ですが、
こちらは足回りも含めて完全新製車となりました。
車内設備は普通車のみのモノクラス編成で、
車体は同じグリーンメタリックに金色の帯が入り、
前面形状もキハ71系と比べて前照灯が若干小さくな
るなど違いは見られますが、ハイデッカー構造は同じ
です。
ただⅬEⅮ式の矩形尾灯を採用するなどアップデートが
なされ、前面の化粧パネルやワイパーピボットカバー
などは787系や883系や885系でも採用された新しい
ものが採用され、
787系や883系のように1座席ごとに独立した狭幅窓
となりました。
また隣の車両に移る際、キハ71系では一旦段下に下
りて移動するようになっていましたが、
デッキに橋構造の渡り廊下を通し、段下に降りること
なく隣の車両に移ることができ、
これにより車内販売のワゴンサービスも可能となり
ました。
デッキと客室や通路の床の間は4段のステップでつなが
れています。
座席はリクライニングシートで、現在では前席背面収納
式の大型テーブルが主流ですが、この場合、座席を向か
い合わせのボックス席とするとテーブルが使えないとい
う欠点が起きるため、
そこで本系列がグループ旅行要素も重視されることから
1人用大型テーブル2組を中央肘掛内に収納し、向かい合
わせでの使用の場合にボックス中央に4つのテーブルが
集合する設計にしています。
3号車にはそれぞれの区画の背面がガラスのパーテーション
で仕切られた4人用簡易コンパートメイトが4組あり、
ボックス席でありながら若干のリクライニングも可能で、
中央の木製大型テーブルは、脚のないカンチレバー構造で
壁面に取り付けられ、天板も前後が4分割の折り畳み式と
なっており、出入りと使用時の利便性を両立しています
窓際には卓上も照明も備わります。
供食設備として、キハ71系の場合は2号車にカフェテリア
を備えますが、
キハ72系は3号車に売店供設のビュッフェがあり、ビュフ
ェカウンターはラウンドタイプで、
通路窓側にも立席用カウンターが備われており、
また、この立席部分には床から幕板まで達する大型窓と
なっており、そのほかに車椅子対応トイレ設置など
バリアフリー対策もなされ、全車Wi-Fiが利用可能です。
当初は4両でしたが、2015年に中間車キサハ72-4
1両を増備して5両編成となりました。
この増備された中間車キサハ72形では、座席や客室内のデ
ザインが
他の号車と異なる仕様になりました。
また編成唯一の付随車となっています。
現在もキハ71系とともに「ゆふいんの森」で運用されてい
ます。
しかし、両形式とも1編成しかないため、検査の場合は
キハ185系「ゆふ」が代走します。
「編成表」
(キハ72形)
1 1号車
2 2号車
3 3号車
5 5号車
(キサハ72形)
4 4号車
これで終わります。
ありがとうございました。
(履歴情報)
2024.9.27 ページ公開