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今回はJR西日本キハ187系の編成表になります。
「キハ187系」
山陰本線の高速化とキハ181系の置き換え用として開発
され、
鳥取県・島根県の援助を受けて導入され、JR西日本発足
後初の新製特急型気動車となりました。
2001年の山陰本線 安来(やすぎ)~益田間の高速化で
0番台が導入され、
2003年の山陰本線 米子~鳥取間、因美線 鳥取~智頭
間の高速化で、10・500番台が導入されました。
また速度向上のため振り子式車両となっています。
車体はJR西日本の特急型気動車初のステンレス製で、
低重心化と軽量化が図られており、
カラーリングは優等列車に使用することを考慮して、
窓周りが青、その上下に山陰地方の海や湖面に輝く
光をイメージした黄色で、
前面は高速運転を行うことを考慮し、下半分と貫通扉
を黄色とし、警戒性を高めています。
同じ振り子式車両である、JR北海道キハ281系とは異
なる車体断面や構造を採用し、
プラグドアではなく、通常の引き戸で、側面窓は連続窓
ではなく、
独立した固定窓となっています。
車内はリクライニングシートで、内装は暖色系の色彩で
まとめられ、手すりや窓枠は木質系の材料が使われ、
内装のすべての部品が簡単な工具で取り付けや取り外し
が可能となっています。
トイレは山陰本線上で下関向き車両のデッキにあり、
車いす対応・おむつ台付きで、洗面台は独立したスペース
ではなく、トイレ内にあります。
喫煙コーナーも備えていましたが、全室禁煙となったため、
撤去して携帯電話コーナーとなりました。
また客用扉に半自動ドアも備え、またドアチャイムも備え
ます。
営業運転では半自動ドア扱いは行われていません。
「番台区分」
(0番台)
山陰本線 米子~益田間の高速化に伴い、
「おき」「まつかぜ」用として2001年に14両が製造
されました。
(10番台)
山陰本線 米子~鳥取間の高速化に伴い、
特急列車増発用として4両が製造され、0番台の改良型
です。
基本構造は同じですが、冷房装置が1基から2基に変更
され、
排気管の振動・騒音の低減対策や、床の防音・防振対策
出力制限モードなどが追加され、
車内では座席のモケットが変更されています。
(500番台)
因美線 鳥取~智頭間の高速化に伴い、「いなば」用
として8両が製造されました。
このグループではATS装置の関連機器が客室内にあり、
0・10番台と比べて、定員が少なくなっており、従って
客用窓・客用扉・座席の配置が変更されています。
キハ187系は現在も特急「おき」「いなば」「まつかぜ」
での運用が続いています。
「編成表」
(0番台)
特急「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」で運用され
ています。
1+1001
2+1002
3+1003
4+1004
5+1005
6+1006
7+1007
(10番台)
11+1011
12+1012
13+1013
14+1010
(500番台)
特急「スーパーいなば」で運用されています。
501+1501
502+1502
503+1503
504+1504
これで終わります。
ありがとうございました。
(履歴情報)
2024.9.17 ページ公開