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今回はJR九州キハ200系・キハ220系の
編成表になります。
「キハ200系・キハ220系」
筑豊本線・篠栗線の輸送改善用として新設
された「赤い快速」用として開発され、
その後は指宿枕崎線・大村線の快速用として
導入され、
1997年以降は老朽化したキハ58系などの
置き換え用として増備が再開され、
九州地区の非電化区間広範囲において運用さ
れるようになりました。
両運転台車のキハ220形もこのグループになり
ます。
車体は普通鋼製の21m車で、片側3カ所にステ
ップ付き両開き扉があり、客用ドアはステンレス
製で、前面は貫通式です。
側窓は大型2連窓で、立席者の視界を改善するため、
811系より10㎜高い大きいものとなりました。
側窓のうち開閉可能な窓は一部のみで、固定窓に
ついては中央にあるロールカーテン縦桟のために
一見2枚窓に見えますが、一枚窓となっています。
車体色は大分・熊本地区が赤、鹿児島地区が
黄色で「NANОHANA」のロゴが入り、
そのうち、特別快速「なのはな」用の車両は、
黄色というより山吹色に近いデザインと異なります。
長崎地区が青で、長崎地区の車両は客用扉を赤色
とし、側窓下部に「SEA SIⅮE ⅬINER」ロゴが
入ります。
車内は転換クロスシートで、一部はロングシートとし
5000番台のみは後部に車椅子スペースを装備しており
ます。
トイレ設備は有無がありましたが、後に全車設置して
います。
全車の乗降口にドアチャイムもあります。
2014年には転換クロスシート車をロングシートに改造
した車両も登場しています。
キハ220形はキハ200系をベースとするワンマン運転
対応の両運転車で、
当初はトイレ設備はありませんでしたが、後に設置
されています。
キハ200系とキハ220形には番台区分があります。
0・1000番台は1991年から製造され、筑豊本線・篠栗
線・大村線に導入されました。
座席は転換クロスシートで、車端部と客用扉寄りのみ固
定式です。
15編成30両が製造されましたが、このうち1007は
1993年の土石流災害により被災し、1011は大村線の
踏切事故で廃車され、代替ようとして、5000番台が
加わっています。
このグループのみ、座席肘掛けに灰皿が設置されていま
したが、1995年に撤去されています。
登場時はワンマン運転に対応していませんでしたが、
2000年までに全車がワンマン運転に対応するため、
運賃表示器や車外スピーカーを設置、
2006年からは優先座席と表示した座席カバーも装着され
ています。
5000番台は災害と事故で廃車となった1007・1011の
の代替用として製造され、
基本仕様は0・1000番台と同じですが、蛍光灯カバーの
廃止や車椅子スペースを装備しております。
100・1100番台は豊肥本線向けに製造され、当初から
ワンマン運転に対応しています。
また乗務員室の室内が広く取られており、トイレ部分の
小窓が無くなり、客室内の蛍光灯カバーも廃止され、
乗降扉はステンレス無塗装から、長崎地区と同様赤色に
塗装されています。
500・1500番台は香椎線向けに製造され、当車で初の
ロングシートで、これは香椎線が通勤通学路線であり、
混雑緩和のためでした。
また香椎線時代ではトイレ設備がありませんでしたが、
鹿児島転属後にトイレを設置しています。
そして乗降扉横の4人分ロングシートを撤去し車椅子ス
ペースに変更しています。
550・1550番台は0・1000番台をロングシートに改造し
た車両で、
500・1500番台では各車に車椅子スペースがあるの
に対し、こちらはトイレ付の550番台のみ設置されてい
ます。
キハ220形は3つの番台区分があります。
1100番台は熊本地区向けに2両が製造され、座席は転換
クロスシートで、製造当初からワンマン運転に対応し
単独や増結運転も想定された構造です。
当初はトイレ設備はなく、2007年に1101、2009年に
1102にトイレを設置しています。
うち1102は検測車に改造され、1101のみ残ります。
1500番台は香椎線向けのグループで、1997年に4両が
製造されました。
座席はロングシートで、当初はトイレ設備はなく、
後に全車トイレを設置改造されています。
現在は大分地区に在籍。
200番台は2006年に豊肥本線大分~肥後大津、鹿児島
本線鳥栖~久留米、久大本線大分~久留米間に導入され
たワンマン運転対応の両運転車で、
前面・行き先表示器はバス用のⅬEⅮ式表示器と同様のもの
に変更され、
また側面の表示器も大型化されています。
車内はロングシートとクロスシートで、200番台は初の
製造当初からトイレ付きです。
運転席上部と中央ドア上部に液晶モニタが設置され、
行き先や運賃表・乗車時の注意などが表示されます。
窓ガラスは紫外線カットのUⅤガラスで、カーテンを省
略しており、キハ220形では従来より低床化されて、
バリアフリー対策もなされました。
現在はYⅭ1系の登場によりm長崎地区の運用は撤退し、
鹿児島・熊本地区・大分地区に配属されて、運用されて
います。
地区別は以下の通り。
(鹿児島地区)
鹿児島本線 鹿児島~鹿児島中央駅
指宿枕崎線 鹿児島中央~山川間
(熊本地区)
鹿児島本線 熊本~八代間
豊肥本線 熊本~宮地間
三角線 宇土~三角間
肥薩線 八代~吉松間 ※運用はキハ220のみ
(大分地区)
鹿児島本線 鳥栖~久留米間
豊肥本線 大分~宮地間
久大本線 久留米~大分間
(かつて運用していた区間)
線区 理由
大村線 YⅭ1系の増備により
佐世保線 YⅭ1系の増備により
香椎線 福北ゆたか線電化に伴う
筑豊本線 福北ゆたか線電化に伴う
篠栗線 福北ゆたか線電化に伴う
「配置表」
(大分車両センター)
豊肥本線・久大本線・鹿児島本線で運用されてい
ます。
「0・1000・5000番台」
3+1003
5+1005
11+5011 5011は1011の代替車
12+1012
「100・1100番台」
103+1103
104+1104
105+1105
「550・1550番台」
551+1551
552+1552
554+1554
(熊本車両センター)
鹿児島本線・豊肥本線・三角線で運用されています。
「0・1000番台」
13+1013
14+1014
「100・1100番台」
101+1101
102+1102
(鹿児島車両センター)
鹿児島本線・指宿枕崎線で運用されています。
「0・1000・5000番台」
7+5007 5007は1007の代替車
8+1008
9+1009
10+1010
「500・1500番台」
501+1501
502+1502
503+1503
「550・1550番台」
556+1556
559+1559
560+1560
565+1565
「キハ220形」
(大分車両センター)
豊肥本線・久大本線・鹿児島本線で運用
されています。
「1100番台」
1101
「1500番台」
1501
1502
1503
1504
「200番台」
201
202
203
204
205
210
211
212
(熊本車両センター)
鹿児島本線・豊肥本線・三角線・肥薩線で
運用されています。
「200番台」
206
207
208
209
(検測車)
マヤ34形置き換えのため、キハ220形1102を
改造したものです。
ビッグアイの愛称があり、今後検測などに使われます。
1102
これで終わります。
ありがとうございました。
(履歴情報)
2024.8.7 ページ公開