いつもお世話になっております。

ブログをご利用ありがとうございます。

 

新年度となりましたので、加悦鉄道資料館の最新版を

紹介します。

 

「加悦鉄道資料館」

「全体」

旧加悦鉄道加悦駅舎は、2017年に文化庁より

日本遺産に指定されています。

 

1926年から1985年まで存在した、加悦(かや)鉄道

の歴史を紹介し保存する資料館で、旧加悦駅を再利用

しています。

 

加悦駅舎は開業に合わせて、1926年に建てられた洋風

の2階建てで木造建築で、

 

深みのある赤色・緑色の瓦屋根と白色の板壁とが調和

して、茅葺屋根が多かった当時としては、

新しい時代を象徴する異彩を放ったことでしょう。

 

建物の設計者は不明ですが、建築施行は福井県小浜市

の田邊藤七に発注しています。

 

廃止は加悦鉄道の後継会社、カヤ興産の本社となり

加悦sl広場とともに運営されますが、

1996年に加悦sl広場の移転に伴い、加悦町(現与謝野町)

に寄贈されて、

2001年に曳家移転がなされて、修復工事を行い、

現在地にて美しい姿によみがえりました。

 

そして現在は加悦鉄道資料館として使用され、加悦鉄道

の貴重な資料と車両を展示・保存して、

訪れる人々に足跡を伝えています。

 

「野外の紹介」

 

懐かしい形の郵便ポスト、今も現役です。

 

元駅舎らしく、看板もあります。

スロープもあるので、車いすの方でも

ご利用可能です。

玄関上に捧げる看板も文字が逆になってます。

当時を思わせてくれます。

 

「館内の紹介」

 

(玄関ホール) 旧待合室

 

かつての待合室を再現しつつ、当時の振り子時計や

本物の運賃表があり、

出札窓口では、グッズも販売しています。

 

 

 

当時の運賃表や時刻表があり、まさしく

← いろんなグッズを販売!

大正15年当時の運賃表、なんと実物!

キハ083の座席を使用した休憩スペース。

展示車両を見ながらホッと一息。

改札口もまるで、駅舎らしさが際立ちます。

まるで美術館のような場所も!

第一・第二展示室やレール展示室へ通じる通路。

加悦地区の歴史が説明されています。

竣工間もないころの加悦駅舎の写真、

移転工事の写真もあります。

かつて加悦鉄道を走った車両の模型が展示されています。

 

(第一展示室) 旧駅事務室

 

かつて駅事務室で使用していた道具や器具を

展示しているほか、

通票閉塞機を動態保存しています。

 

あまり類を見ない展示品が多く、お目にかかれない

貴重な資料がケース内で展示されています。

 

記念乗車券も展示。

当時販売されていた硬券も多数展示しています。

日付印字機やいろいろな改札ばさみなども展示

しています。

通票閉塞機は動態保存され、実際に体験することが

できます。

 

「第二展示室」旧本社事務室

 

加悦鉄道の歴史・車両の紹介、公文書に標識灯の

展示があり、

加悦鉄道や地域の歴史についても知ることができます。

汽笛が聞けるサービスもあります。

 

加悦鉄道の歴史を物語る展示です。

駅や車両・機関区で使われたものが展示されています。

信号機や標識灯も展示されており、

実際に点灯できるようになってます。

汽笛装置の展示、右のいずれかのボタンを押すと、

録音された汽笛を聞くことができます。

 

車両の銘板(メーカーズプレート)も多数展示

されています。

許可書などの貴重な公文書に、貴重な写真も

展示されています。

 

ケース内にブレーキ・マスコンハンドルが多数展示

されています。

 

鉄道模型もあり、子供たちから人気です。

イベントの際は!もっと大きくなります。

地域・加悦鉄道の歴史も紹介しています。

他に古写真で見るちりめん街道などもあります。

 

この説明版は7か所にあるので、見つけてみて

ください。

歴史を物語る資料を見ることができます。

ちょっと離れた場所に標識などが展示されています。

加悦駅で使われた実際のベンチ、座ってくつろいで

くださいね。

丹後ちりめんの資料も一部だけ紹介しています。

開業当時を伝えるの新聞も!

いろいろな本も揃えています。

 

資料館の意見を聞きたいので、アンケート用紙が置い

てあります。

答えるともれなく、レアーなものがもらえちゃいます。

詳しくは下記をご覧ください。

 

「レールの展示室」

 

2022年のリニューアルオープンに合わせて加わった

新たな展示室で、

閉園となった加悦sl広場より移転したレールの展示です。

他に保線道具や測定器具などもあります。

 

レールは全部で39点という多種多様なもので、

明治時代から大正時代にかけて、外国から輸入された

貴重なしりょうです。

日本でここまでレールの展示をしている鉄道博物館は

加悦鉄道資料館、ここしかありません。

 

 

いろいろな保線道具がありますが、役はすべて異なります。

 

測定器や携帯電話機といった類を見ないもの

ばかり展示され、

京都鉄道博物館にもないのも展示されています。

線路の仕組みや種類も紹介され、勉強することが

できます。

 

 

「便所 トイレ」

 

資料室の奥に、トイレと洗面所があります。

 

また車椅子対応トイレもありますので

ご安心ください。

 

 

「加悦鉄道資料館 野外」

 

 

野外に出ると、貴重な車両と近い距離で見ることが

できます。

日本冶金工業様より制作していただいた説明板

 

加悦鉄道保存会が制作した、Ⅽ-160号の

説明板。

Ⅽ-160号は実際に運転席を見学できます。

 

古典客車は窓から車内を覗いてみることができます。

車内へ入ることはできません。

 

「ご協力をお願いします。」

 

加悦鉄道保存会では、より良い資料館にしてい

きたいと思っております。

そのため来館される方から、アンケートを取って

おります。

ご記入をよろしくお願いします。

 

お答えしていただくと、もれなくレアー品を

プレゼントしま~す。

 

なお提出は第一展示室付近の事務室へお願いします。

加悦slの広場パンフレット。

地域間貨物通表。

 

 

 

保存活動の募金箱も置いています。

募金にご協力をお願いします。

 

お次は展示物を紹介します。