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今回は発生から100年となった
関東大震災について触れてみたいと思います。
「関東大震災」
発生日は1923年(大正12年)9月1日
午前11時57分に発生し、相模湾を震源とする
人類史上最悪の地震とされています。
死者・行方不明者10万5385人で、
広範囲にわたって揺れを感じ、震度7は阪神淡路大震災
とは20倍、東日本大震災よりも大きいと言われています。
かつて東京にあった、凌雲閣(りょううんかく)も
この地震で失われています。
(住宅被害の数)
全壊家屋 10万9713件
半壊 10万2773件
焼失 21万2353件
流失理没 1301件
非焼失 7万9733件
(死者 行方不明者数)
住宅全壊 1万1086人
火災 9万1781人
流出理没 1013人
工場など 1505人
また鉄道も大きな被害に遭い、根府川駅では、
土石流が襲い、ホームや列車が海中に突き落とされ
死者は112名と言われています。
また鎌倉や熱海では、津波が発生したと伝えられています。
また関東大震災は大火が原因で東京は一面壊滅状態に、
一時は東京首都存続の問題も浮上するほどでした。
(関東大震災による被害は、離れた地域でも。)
関東大震災の被害は、離れた地域にも及びました。
と言っても、建物ではなく、
計画書・測量図などが失われて、建設できなくなったという
もので、
京都府丹後地方の加悦(かや)鉄道もその経緯で誕生し
たものです。
関東大震災で、測量図と資料が失われてしまったため、
白紙となり、地域の人々により、
鉄道を引く運びになりました。
また福知山市の北丹(ほくたん)鉄道も、注文していた
貨車などが、関東大震災でメーカーとともに被災し、
大きくずれ込みました。
(この地震には天才地震学者がいた!)
実はこの地震は、とある1人と地震学者により、
予言されていました。
それが、今村あきつね先生という方で、
10年前に、関東を大地震が発生すると警告していましたが、
理解されなかったそうですが、
その10年後に、現実となって関東大震災として発生したの
でした。
発生後、今村先生はすぐに地震計を確認してみることに、
ほとんどの地震計は針が吹っ飛んで、記録されていませんで
したが、今村先生が自分で作った地震計は、
明確に記録しており、すぐに発生源を解いて、
政府に伝えたということです。
その翌日には被災した場所を調査などを行なったという
ことです。
これは今もアメリカの大学で保管されています。
(デマが原因で虐殺に発展)
この地震では、誰かが書いたデマだ原因で
朝鮮人が多数殺害されるという事態が発生しています。
(朝鮮人が放火した)(朝鮮人が井戸に毒を入れた)
などというデマが拡散され、
勘違いした人たちが、自警団という組織を結成し、
朝鮮人を連行したあとに、虐殺するという事件が発生。
この行為をしたのにも関わらず、反省もなく、謝ることも
なかったということで、
デマは最近と関係なく、100年前からしていたことが
明らかになり、デマがどれだけ恐ろしいものか
考える必要があると僕は感じました。
最後に、今後も大地震は多く発生したり発生すると
言われています。
皆さんも、今一度防災について考えて見ても良いか
と思います。
防災グッズの確認、ハザードマップを確かめるなど。
発生後に考えるのは、手遅れです。
これで終わります。
ありがとうございました。