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今日はハブ3号について紹介します。
「ハブ3号」
ハブ3号は1889年にドイツで作られた、現存最古の客車です。
九州鉄道(現JR筑豊本線・鹿児島本線など)が輸入し、
後に讃岐鉄道(現JR土讃線)旧伊賀鉄道を経て、昭和2年に
加悦鉄道に入線しました。
車両端にデッキ、もう片方は貫通扉(後に撤去?)があり、
ハは普通車、ブはブレーキ付きを意味し、
荷物室にブレーキハンドルが付いています。
松葉スポークと呼ばれる貴重な車輪を持ちます。
1969年まで使用され、廃車後の翌年に大阪万博へ出展された
という経緯を持ちます。
デッキ
荷物室 (外から見た状態)
ステップ
松葉スポーク
(札入れ) ここに荷物の種類が書かれた札を入れておきます。
字も逆から書かれています。
形式や重さ、そしてどこまで荷物が載せれるのかを示す
標記も書かれています。
加悦鉄道廃止後は加悦SL広場で展示され、車内も公開されていました。
令和4年からは加悦鉄道資料館で展示され、車内は非公開となっています。
今日は最古の客車を紹介しました!
このように、実物の明治時代に作られた客車が展示・保存されているところも
少なく、今では愛知県の「博物館明治村」・「九州鉄道記念館」
「加悦鉄道資料館」の3か所のみとなります。
他にも似た車両がありますが、ほとんどレプリカです。