次の特集は電気機関車紹介です。
「電気機関車とは?」
電気機関車とは、単純で言うと電気で動く機関車と言う意味です。
電気機関車はモーターを動力装置として持つ機関車で、架線から
電気を取り入れ、モーターを回して動輪を動かして列車を引く仕組み
となっています。
取り入れる電気の種類は2種類あり、直流・交流とあります。
これらを続けて通過できる機関車を交直流機関車と言います。
また最新型では、ディーゼル機関車の2倍に及ぶ力を持つ機関車も
いらっしゃいます。
「電気機関車の歴史」
日本の電気機関車は1911年にドイツから輸入した、碓氷峠通過
用のEⅭ40型が初めで、その後同じ目的で大宮工場にて、国産機関車
が1919年に製作、EⅮ40形としました。
1925年の東海道本線東京側と横須賀線電化の時のときでは
すべて輸入に頼っていましたが、その後に民間メーカーが製作できるよ
うになっていき、特に戦前の機関車は外国製機関車がモデルのため、
それらによく似たものから、独立して日本製らしい姿のものもありました。
戦後、モーターの進歩や交流電化により、電気機関車はさらに進化していき
種類も2種類となり、使用する線区に合わせ、引く力の強い優れた機関車
が開発されていきました。
「現状」
今では、電気機関車の主な役割は、貨物牽引ですが、
過去では客車列車・ブルートレイン・貨物牽引など幅広くかつやくしていま
した。
しかし、一つだけ昔ながらの役割が残っています。
それは補助用という役割です。
これらの役目としては勾配の多い区間を行く貨物列車の後ろについて、
押してあげるという役です。
この様子は山陽本線瀬野~八本松間で見られます、
かつて碓氷峠にて、当区間を行く列車の後ろに専用の機関車をつなげて、
上りは機関車に押してもらい、逆に下りは機関車に引っ張ってもらうという
ポジションでした。
また2車体の強力な機関車も活躍中です。
次は電気機関車のチームメンバーです。
以上!