お次はJR以降のJRや私鉄電車たちです。

 

「JR各社の新車開発」

 

1987年にJR6つの旅客会社になり、それぞれ違う個性あふれる車両が登場していきます!

またそれにつれて、時速も120~130キロとなり、かなり早い列車が増えました!

 

翌年の1988年にJR九州が783系を導入し、JR特急型の第1号が誕生し、

JR北海道も同年に空港利用に対応した721系を導入しています。

 

また近鉄は斬新なデザインのアーバンライナーが登場しました。

 

 

1989年の3月にはJR西日本が221系を、JR東海が311系、JR九州が811系をそれぞれ導入しています。

 

1991年には東と西に新型通勤電車が出現します。

それはJR東日本901系(後の209系)とJR西日本207系で、両者はともにステンレスを使い、低コストのも

貢献しました。

また207系は最高時速120キロと早い速度で走れるのです。

 

1992年には新幹線の新メンバーが多く、開業した山形新幹線用の400系、東海道新幹線に300系が登場し、

反響を呼びました。

 

またこの年には、JR西日本が681系を試験導入し、1995年に本格始動となるのです。

 

1994年に関西国際空港が開港、新たに特急型の281系と近郊型の223系が登場します。

対抗して、南海は独特な形状が特徴のラピートを出現させています。

 

また東北・上越新幹線には世界初の2階建て新幹線E1系がデビューしました。

また近鉄では伊勢志摩ライナーがデビューしています。

 

「災害を乗り越えて」

 

1995年1月に近畿を阪神淡路大震災が起き、JR神戸線が甚大な被害を受けました。

この際221系の一部や201系・113系に特急型も一部損傷したりしており、輸送力が不足し、また被害のなかったところに多数の電車が

閉じ込められて、当時非電化だった播但線を使って迂回回送するという処置が行なわれ、脱出したのです。

 

それでも対処できないところでは、いろんな地区から派遣された電車が間に入ってまかなったり、転勤となったものも

いました。

 

また山陽新幹線も被害が出て、名古屋~岡山間で不通となり、折り返し運転が行なわれました。

復旧は早く、JR神戸線は4月1日、山陽新幹線も4月8日に全線復旧し解消されました。

 

ただ足りない点もあったため、新快速用に223系をマイナーチェンジし、最高時速も130キロとなりました

※130キロ運転は1999年から、当初は120キロ。

 

阪神は急行用9000系、各駅停車用5500系を代替導入し、車両不足をまかないました。

 

「時間短縮と復活、それに新生新幹線続々デビュー」

 

JRでは各社で時間短縮を図るところが多くなり、JR九州が883系を1994年に、JR西日本は283系を1996年に、

JR東海は383系を1995年導入します。

 

1997年には北越急行が開業し、初となる160キロ運転が北越急行線内で展開されます。

 

また寝台電車が半世紀ぶりお目見えし、285系が登場し話題になりました。

 

また1999年から新快速が130キロ運転を展開し、翌年にはJR九州が885系を導入し長崎本線の時間短縮を図りました。

 

また新幹線のデビューも多く、1997年に北陸新幹線長野開業、合わせてE2系が導入され、世界初の300キロ営業車両

500系に、2代目2階建て新幹線E4系がデビューします。

 

また1999年には700系がデビューします。

 

また2000年にはJR東日本がE751系を導入します。

 

「21世紀に突入」

 

21世紀に突入し、2002年に東北新幹線八戸延伸により、新たに789系がデビューし、E751系は北海道

乗り入れがなくなり、本州のみに短縮されてしまいました。

 

また同年に山手線にE231系が導入され、205系が引退を発表。

他線区へ転用されていきます。

 

2003年には快速マリンライナーに5000系、小浜線が電化し新たに125系がデビューします。

 

しかし2005年4月に忘れぬ事故が発生します。

207系快速が速度オーバーにより、福知山線脱線事故が発生しJR西日本の人気が減り、207系もこの

犯罪者扱いされるようになります。

 

また同年に名鉄が空港アクセルデビューを果たします。

 

また小田急も新たなロマンスカー50000系VSEを導入し、世界でも例がない特殊なロマンスカーでした。

 

この変わる車両として321系がデビューし、東海道・山陽線と宝塚・東西線で走り始めました。

 

さらに2007年には東海道新幹線にN700系が、JR東日本はE233系を大量導入するのです。

 

また2010年にはJR西日本の次世代近郊型225系がデビュー。

また京成が新たなスカイラインを導入し、160キロ運転が復活を告げることとなります。

 

また2013年にはJR東日本でE5系・E657系といった新型車両が登場します。

 

2014年に広島向けの227系が登場し、JR東日本では常磐線の先代特急型が北関東や甲信越へ転用されて

行きます。

 

2015年に北陸新幹線が金沢へたどり着くと、特急はくたかは運行終了したため、160キロ運転が消えて

しまったのでした。

そして北陸新幹線金沢開業に導入されたのは、JR東日本がE7系、JR西日本がW7系とされました。

 

2016年に北海道新幹線が開業すると、青函トンネルは貨物列車と新幹線専門となり、789系は北海道内のみに

なりました。

また大阪環状線に323系がデビューし、イメージチェンジを図りました。

 

2017年に東武鉄道でリバティーが登場します。

 

またこの年はJRが30周年となり、SLやまぐち号に新型客車が導入され、

スイートトレイン四季島など、豪華な列車も続々登場しました。

 

そして現在では電車という、鉄道車両が主力となっていて、実に120年以上の歴史があるのです。