お次は機関区で活躍した道具です。
下部は機関車に使ったものも紹介しています。
揮発油缶
機械類などの手入れに使用する、揮発油(きはつあぶら)を運搬、保管するために使用した缶です。
歯止め
止めている車両が動かない用に線路に置き、勝手に車輪が動かないようにするものです。
小型流下式油さし
蒸気機関車の足回りなど、奥まった狭い所でも差し込んで連続給油ができる、便利な道具です。
機関区では欠かせないものでした!
水缶水圧試験機
ボイラーの水圧試験に使われた器具です。
水槽の水を手動のプランジャーポンプで送り、水圧を上げました!
制動靴
車両を止めるもっとも簡単で、携帯に便かつ軽い器具です。
レールとの摩擦により滑りながら制動させます。
引込線の貨車を止めるのに使用されました。
揺すり火格子
蒸気機関車の火室(かしつ)に入れ、石炭を燃焼させる火室の底部にある、鉄製の格子状のもので、
熱による損傷(そんしょう)が多いため、このように木型使用して、当地域にて製作しました!
4号機関車 前照灯
4号機関車の前後に付いていた、前照灯です。
軸受金
軸箱の中にセットされ、車両の荷重を車輪に担わせる用にします。
母体を青鋼で造り、軸に接する面にはホワイトメタルを一定の厚さに鋳込んで(いこん)います。
ガラスゲージ 保護枠
蒸気機関車ボイラー内の水位を示す水面計のガラスを囲むゲージのことを言います。
万が一ガラスゲージが破損した際に飛散する熱湯から乗務員を守る役割を果たします。
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後部標識灯
後続の列車に自車の存在を示すために取り付けれる列車標識で、一般では尾灯(びとう)やテールライトとも
呼ばれています。
(1)貨物列車用
(2)電照式
(3)ランプ式
石炭
元駅事務所に置いてある石炭です。
これ実物です!
Ⅽ160号や2号が食べるSLの食糧です。
蒸気機関車の圧力計
SLボイラー安全弁
ボイラー内の蒸気圧力が、規定の値以上になったとき ボイラーの破損を防止するために蒸気を缶外に放出するための弁です。