加悦鉄道トム51形とは、加悦鉄道に在籍した貨車です。

 

「概要」

 

大江山鉱山の鉱石輸送のために、1942~1944年までに30両が作られました。

 

鉱石輸送で活躍しましたが、閉山により、戦後不要となった車両が出たため、56~60が日本ニッケル岩泉工場(敦賀)へ、61~70は昭和電工富士工場へ、71・72は上毛電気鉄道へ、73~75は南部鉄道へ売却され、残る10両は大江山工場再開後に使用が再開され、国鉄乗り入れもしていました。

 

しかし後年に国鉄線内で荷物積みすぎが原因の脱線事故を起こしたことで、入線不可能となり、1966年に大半が廃車となりました。

 

しかし53のみ在籍し、加悦駅構内で留置されてました。

「主要諸元」

 

製造年 1942年

車体長 8m

自重  8.6t

搭載重量 15t