加悦鉄道ワブ1型とは、加悦鉄道に在籍した貨車です。
「概要」
室内に手ブレーキを備えた、車掌室付き有蓋貨車ワブ3号のルーツは、加悦鉄道開業時に製造されたト2で、これを屋根付きタイプの有蓋貨車に改造したものです。
説には、開業1年後に有蓋貨車に改造したというものもあるようです。
実際は昭和18年(1943年)に加悦機関区で、有蓋貨車に改造されたということです。
廃車は廃線時や昭和50年代ごろまでと、いろんな記録があります。
車輪は1968年にワブ2号(1967年頃廃車)のものと交換されています。
ワブ1形は同形3両ほどあったと言われています。
「主要諸元」
製造年 1926年11月
車体長 6.2t
搭載重量 5t
「室内」
室内に車掌室と貨物室に仕切りはありませんが、車掌室スペースに手ブレーキハンドルがあります。
あと小窓が付いています。
「加悦SL広場閉園後」
閉園後は三重県みなべ市にある、とある保存会が運営されている、貨物鉄道博物館に搬出されました。