終わりに、日本IT三国志

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ここには日本のインターネット史に登場する三人の人物について、インターネットとの出会い、その後の活躍について記しています。

一人目はソフトバンク創業者の孫正義氏、二人目は楽天創業者の三木谷浩史氏、三人目はライブドアの堀江貴文氏です。

彼らがどのようにして、インターネットと出会い、起業し、成功したのか。

そして、三人にはそれぞれ、接点があります。孫正義がアメリカの会社の買収計画を立て、窓口の金融機関に行きましたが、そこに担当者として三木谷浩史がいました。もちろん、まだ三木谷が楽天を立ち上げる前の日本興業銀行の銀行マンの時です。孫正義は三木谷浩史にソフトバンクに入らないか?と誘ったそうです。二人はそこで顔を合わしているのです。堀江貴文については、彼が福岡県八女市にいた小学生時代に同じ進学塾に孫正義の実弟である孫泰蔵がいて、二人は仲が良く、共に孫正義も進学した久留米大学附設高校に進みます。日本のインターネット黎明期にはその可能性に気づいた者は少なく、世界が狭かったのかもしれませんが、不思議な繋がりを感じます。

三人は、時流にうまく乗った人、あるいは時代の寵児とも言われていますが、一種の産業革命ともいえるIT革命の中、その先駆けとして、駆け抜けた彼らの功績は偉大なものであり、この先、パイオニアとして語り継がれていくことでしょう。

と同時に、島国である日本におけるインターネットの首位の座を争い、三つ巴ともいえる、三国志のような闘いを彼らは繰り広げています。

日本のインターネットを開拓してきた彼らの生き方をみて行くことで、日本の、あるいは世界の明るい未来像が見えてくるかもしれません。


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