昨年のコンクリート診断士の問題ではアルカリシリカ反応によるひび割れが出題されました。
正答者の弁ですと、「反応リム」があったのでアルカリシリカ反応と判断できたとありました。
「反応リム」とは・・・???
とにかく、これがわからなければ、また、アルカリシリカのひび割れが出てもわからないでしょう。
反応リムとは、ウィキペディアによると、
(1)アルカリ溶液が骨材表面から侵入し、水和アルカリシリケート(水ガラス層)をつくる。
(2)水ガラス層はカルシウムイオンと反応し、硬いカルシウムシリケート層となる。これを「反応リム」という。
(3)アルカリ溶液は反応リムを浸透して骨材内で反応するが、生じた水ガラスは反応リムから滲出できないため、反応に伴う体積膨張に由来する膨張圧が骨材内部に蓄積される。
(4)膨張圧が限界を超えると骨材及びその周りのコンクリートがひび割れる。
とあります。
また、別の解説では、隈取と表現されています。「反応還」ともいわれる部分でしょうか?
さて、ここで問題を振り返ります。
ネットで調べると黒い縁なのですが。
色は関係ないのでしょうか?
地理的条件は、
温暖な内陸部なので、凍結防止剤等による塩害の可能性はない。
また、橋軸方向のひび割れなので、疲労でもなく、
反応リムより、アルカリシリカ反応と断定できる?
今日は、ここまで。
(どこかで聞いたフレーズですね。笑)