昔から湯治客が訪れる「大沢温泉」。
ここは宮沢賢二ゆかりの温泉地。
東北新幹線に乗れば、新花巻駅から車で20分ほどなんだけど、
観光地巡りは徒歩では不可能。
マップを見ると、近くにありそうなんだけど、
実際は40~50キロの距離。
必然的に電車ではなく、車で行くことになります。
バイクのツーリングで立ち寄る人も多いみたい。
訪ねたのは11月の初旬。
紅葉が見たくて、旅行を企画。
ひと月半前に網膜剥離を患い、
私の目も回復半ば。
「500キロも運転出来る訳ないだろ!」
の家族の言葉。まあ、当然だよね。
「でもこれは目の耐久テストだからw」
と言葉を返した私。
一日にこれだけの距離の運転は実は初めて。
よく考えてみると、おかしいよねw
安達太良S.Aでの朝食はパン。
趣向が凝らしてあって、間違い無し。

東京からは東北自動車道を使って、500キロ。
休憩をはさみながら行ったんで、約6時間半の行程。
でも、東北道はフラットで走りやすいから、
あんまり疲れた感じはしなかったなー。

大沢温泉といっても温泉街ではなく、
「山水閣」を中心とした温泉旅館の集合体。
この旅館内を歩き回ったり、
個性溢れる複数の温泉巡りをするだけでも、
十分に楽しむことが出来ます。
和の要素を盛り込んだ近代建築の「山水閣」
に接続した大正・昭和のレトロ感を味わえる
リーズナブルな「湯治屋」も貴重な存在。
ここに長期滞在する人は自炊することも出来ます。
食材も売店で売っているし。
理科の実験室のような「自炊室」
「売店」では食材も販売
立ち寄り入浴客のための「休憩所」
「お勘定場」
「廊下」と「部屋」。湯治屋では布団もストーブも全て加算式の料金形態。
つまり、寝袋を持ち込めば、布団代さえもかからないってこと。
私が気に入っているのは、御食事処「やはぎ」。
今回もここで昼を食べるために、昼過ぎに到着した訳。
リーズナブルな値段にもかかわらず、
メニューも豊富で美味しい食事をいただけます!
「ざるそば」だって、500円ほど。
こんな食堂が近所にあったら、毎日でも通っちゃうね!
マジで、やっぱ、美味い!
レトロで落ち着きがある店内の造りもお気に入り!
「漬けもの」は食べ放題
「揚げだし豆腐」
「焼き鳥」は塩で
「カルビ丼」
「ひっつみ定食」
オススメの「ざる蕎麦」
「店内の様子」
昼食後、「山水閣」に早めのチェックイン。
大きな窓から見える木々、眼下に流れる川も美しい。
紅葉は進行中といったところだ。
まずは持参したシャンパンを飲む。
家族は誰も飲まないんで、ひとりで一本空けてしまう。
さすがに疲れが出るわw
「玄関前」
「ロビー」
部屋の窓からの見晴らし
そうはいっても時間はたっぷりある。
さあ、温泉に行こうか。
二つの建物を繋ぐ館内の廊下は長い。
これもいいウォーキングだ。
紅葉を見ながらの川沿いの露天風呂とはなんとも贅沢。
でも湯気がすごくて霞んで、よく見えないw
目を凝らすと夫婦で入浴している人がいる。
ああ、ここの露天風呂は混浴だっけ。
女性もいい度胸してるよね。
こっちがビビって目を背けてしまうよ。

これは「貸切りの温泉」にて
夕刻、楽しみな食事の時間。
今回も期待しちゃいます!
メニューは豊富で全てが美味しいのでお腹いっぱい。
周りの人は岩手牛のステーキなどを追加してましたけど、
他の料理まで手を付けられなくなっちゃうみたいです。
ついつい、追加したくなる気持ちは分かるんですけどね。
ここでは不要です。

翌日は11時のチェックアウト。
朝食後にもゆっくりと温泉に浸かったり出来るので、
余裕があります。
気温が下がっているせいか、前日よりも紅葉が進んだ気がしました。
朝食前に宿の周辺を散歩
食事処へ向かう途中で
朝食はバイキング
宿を出発したら50キロ東京方面に戻る感じで
世界遺産の「中尊寺」へ。
ここも周りには何も無い。
かるーく巡って帰途に着きました。

心も身体も休まる時間を過ごすことが出来ました。
でも、ここまで来て一泊はもったいないよね。
次は厳美渓に行ってみよっと!











































