テレビの影響 | 諜報部員ありむたのDrive a Go Go

テレビの影響

今日整形外科外来で仕事をしていて、

某患者さん(おばあさん)が骨粗鬆症と診断を受けて

「この間テレビを見てたら、注射で良い薬があることを知りました。」と言い

その薬(皮下注射)を希望した。

数日前にも別の患者さんが同じことを言ってたような気がする。

先生は「あー、いいですよ。」と指示を出したが

その薬についての説明を私がすることになり、副作用の低カルシウム血症や顎骨壊死など話したら

「何や怖くなってきた」と言い出した。

そりゃ薬はどの薬でも多かれ少なかれ副作用ってのは可能性がありますよ。

それも知った上で治療は受けてもらわないと、イマドキ医療の常識「説明と同意」に反しますわな。


処方されたカルシウム剤を内服してたら激しい低カルシウム血症にはならないだろうし、

顎骨壊死は可能性は低いけど歯の清潔に心がけて、

早期に発見できれば重篤な状態にはならないと思う・・と、

難聴の人なので大きい声で必死に説明したけど

結局、近々歯の治療を控えているとのことで

医師の判断で注射開始は歯の治療が終わってからということになった。

(この注射を受けている時は抜歯など歯の治療は避けるように言われている。顎骨壊死のリスクが高くなるらしい。)


そのテレビ番組は観ていないのでどういう内容だったかわからない。

できればそういう注意点も伝えてほしいなぁと思う。


それから薬の値段も大事。

その薬の薬価は確か一本25000円。

医者は治療の必要性や高い効果を期待して指示出すけど

患者の経済状況まで考えては出さないから、

治療終わって、窓口に行って請求される額の高さにびっくりする患者さんもいる。

(これは抗がん剤治療でもそーゆー事あったなぁ・・・その人は3割負担でも窓口負担が13万円だったかな?)


番組でいい事ばかり言って、あとはお医者さんに丸投げってのも

ちょっと困っちゃうかなぁー