夫が実家へ行った時期、夫は風邪をひいていた。


治りかけだったけど、少し咳が残っていた。


「風邪?!」

と、すぐさま夫の額に手をあてる。


「やめろよ!」

と、夫は振り払う。


「熱が出るかもしれないんでしょ?!」


「ここで寝ていって!」


「病院終わったら、またここに来て寝てね!」


夫は、『姑がまたバカな事を言ってる』としか思ってなく、

言葉をそのまんま受け取り、そして拒否。


姑の真意をはかれないのは、夫の持つ特性。


拒否するのは、

夫は小3から今に至るまで、姑にずっと反抗しているから。


が、今回は、姑が真意を話したらしい。



「風邪ひいたのは、栄養が足りてないんじゃない?!」


姑は吐くまで、吐いても食べさせる人。


こうだから、私が作る料理では足りてないと思い込んでいる。


さらには、

朝食を用意してないと思い込んでいる。


以前姑に、

「夫の朝食は車の中で食べられるように、おにぎりと、バナナと、保温水筒にスープ類を持たせてる」


と、話したことがあった。


姑は、それを

「ちゃんと食べさせてない」

と認識してたようだ。



まず、『ちゃんと』という所。

姑的には、

『家で』『座って』が、

『ちゃんと』という事。


夫はギリギリまで寝たいので、起きてすぐには食べられない。

これは子供の時かららしい。


姑もそれは分かっているけど、

自分は『ちゃんと』させていた。

らしい。


次に、『食べさせてない』の所。


おにぎり・バナナ・スープ類、が問題らしい。


これは、夫に適切な食事ではないから


夫が「全部食ってる」と言っても、

子供の時から結婚するまで、朝食を食べたがらない夫に、

『チョココロネを牛乳で流し込む』という夫が苦痛で仕方がない朝食を無理矢理させていた。


何度も、チョココロネは嫌だと言っても、姑は、

「パンでエネルギー、チョコの糖分で脳を目覚めさせ、牛乳でカルシウムとって、どんどん背が伸びるから、いっっちばんいい朝食なのよ!」


と、言っていたらしく、

チョココロネと牛乳以外を食べるなんて嘘だと思っていた。


「お兄ちゃんは、朝はチョココロネと牛乳以外は食べられないし、食べたくない!絶対に!」


という思い込みと、


チョココロネと牛乳以外は朝食ではない!という認識。


さらには、「お兄ちゃんはチョココロネと牛乳が大好物」

と思い込んでいる。

(無理矢理食べさせてるのに、食べてる=大好物という認識)


チーン


ゆえに、

osirukoちゃんはちゃんと食べさせてない

ということ。チーン




そして、私が用意する食事は全て少なすぎるから、

栄養が足りてない

から、『風邪をひいた』らしい。

チーン



夫は虚弱体質で、 体が細く小さい子供だった。

結婚前まで、1年に何回も熱を出す風邪をひいていた。


結婚してからは、熱を出す風邪はほとんどなく、風邪をひいても 咳だけとか、鼻水だけとか。


姑が思い違いをしていたのが大きいと思う。


子供の時からしょっちゅう鼻水が出てたり、時には大量に鼻血が出ていたり熱が出ていたのは、

姑は 鼻風邪だと思って風邪薬を飲ませたり、病院に行ったりしていたが、


これはアレルギーだと私は思い、病院でアレルギー 検査をしてもらい、

アレルギーがある事が分かり、

その薬を飲み始めてから鼻水や鼻血・熱はなくなった。



夫は朝、よく吐いていたらしい。

姑はそれを病院に行かせもせず、

「過敏性胃腸炎なのよ」

と言っていた。


今でもそう思っている。


が、私も夫も「吐かないよ」と話しても信じない。


原因は、これ。



虚弱体質な息子のためとは言え、

これでは吐く。


 で、実家へ行った時、

「朝ご飯食べてないでしょ?」

と、決めつけ聞いてきたから、


「食べたよ」

と答えたけど、


チョココロネ以外は朝食とは言えない(らしい)から、


「あぁ、はいはい。食べてないのね」


と、チョココロネと牛乳を出された。


「食べたからいらないよ。」


「んもう照れお兄ちゃんったらosirukoちゃんいないのに気を使わなくていいのよん照れ


「お兄ちゃんは優しい子だからねん照れ


「大丈夫。ママチンがちゃ~んと用意してあるから」


そして、無理矢理食べさせる

拒否したら、食べるまで(夫が折れて諦めるまで)しつこい。


そして帰宅してきた夫の手には、

姑手作り料理や市販品がたくさん。

(IKEAの青いでっかい袋2つ分)



お昼には家でうどんにしたけど、

夫は全部食べられなかった。


チョココロネと牛乳以外にも、ゼリーやらお菓子やらを食べさせられたから。


これでお昼に姑んちで食べてたら、

全部食べられなくて、

「全然たべてない!」

「風邪ひいてるから!」

「栄養とらなきゃ!」

で、無理矢理食べさせられていただろうと思う。


病院の予約時間を変更させられたり、お昼を拒否出来なかったりせず、

チョココロネをお腹に詰め込んでよく逃げてこられたと、

私は夫を褒めた。


おそらくまた、次の休みには呼び出しがあるだろうから、

また行かない対策を立てねば。