娘が小学校低学年から、毎年 同じ事を話すママA


「ねぇ!部活何に入る~?!」

※でっかい声


 急に言い出すから「は?」となる。


その時まだ子供達は低学年。


「何、急に部活って」


「 えぇ?だってさー!内申あるしさぁー!」

※でっかい声


小学生が内申点??


この地域は小学校に部活動はなく、やりたい人は月謝を払って地域のスポーツチームに所属する。


「いったい何の話なの?」


「だからー!部活だって!」


「娘ちゃん、何に入るか聞いてんだよ!ムキー


ん?まさか、中学生になってからの話か?

と思い、


「中学生なった時の話?」

と聞いた。


「そう!!」


「普通、分かんだろ!!」


低学年の子どもには中学の部活はまだ先の話だから、ピンと来なかった。

ましてや中学の部活につながるようなスポーツ等はしていないし。

(Aッ子もやってない)



「で、何で急に部活の話?まだ先の事じゃない?」


「だからー!内申点あげなきゃなんねーじゃん!」


何で今から内申点なんだ?


あ!と思いついた。


「今から中学の部活につながるようなスポーツとかやって、スキルがある状態で中学の部活に入るって話?」


「………え?びっくり


え?びっくりって…。

何でビックリしてるの?

違うの?


「……びっくり


「……プンプン


「……ムキー


ムキームキームキームキームキー


「ちげーわ!娘ちゃんが部活何入るかって聞いてんだよ!!」


「日本語通じねーのかよ!頭悪りーな!」

※金切り声でバカでかい 声量


真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔真顔

ひくわー…あぁ…喋りたくない…


「早く答えろよ!!」

※金切り声


「……まだ先の事だから、娘が何に興味もつか分からない」


ムキームキームキー



「余計な事言わないで、黙って答えろよ!」

 

顔を真っ赤にして、目はギンギン。

漫画やアニメで怒っているキャラと同じ人が目の前にいた。


私はこの時、ひいてるし呆れてる状態。


「だから、中学生にならなきゃ分かんないって」


「………ムキームキームキー


「……びっくり


何か気付いたようだ。

大興奮・大激怒から普通の表情になったが、

目だけはギンギンに興奮している。


これはママAが張り切って話す時の通常状態。


「だってさー、内申あるしさぁー」


またさっき話した事を話した。


「今から中学の部活につながるようなスポーツとかやって、スキルがある状態で中学の部活に入るって話?」



「……びっくり


「あれ?違うの?」


「だからー!内申点あげるために、何の部活入るかって話ー」


「だから…娘が中学生にならなきゃ分かんないって」


終わらない。

繰り返される同じ会話……。


いつもそう。

ママAが思う答えじゃないと、

ママAが理解するまでこうだ。



今は最初の会話の出だしとは違う雰囲気だったから、また同じ会話をした。


面倒臭いが、テキトーに答えると後々かなり面倒なことになる。


部活がー

部活はー

内申点がー

と、連日電話くるのが嫌だ。


しかし、私とママAの会話が何かが違う。

何かが噛み合ってない。


で、丁寧に聞いてみた。


「うちらの子ども達はまだ低学年だけど、何で6年先の中学の部活の話なの?」


「……(°□°;)?!」


凄く驚いて言葉が出ない…?


「6年先の話をしてるんでしょ?」


「…(°□°;)」


「((゜Д゜;))((;゚д゚))」


?…オロオロしてる?

明らかに動揺するママA


6年先という部分に動揺してると気付いた。


…………………。


あ!分かった!ひらめき電球


今、近所の年上の子達が中学に入学して、 新中学生ママ達が「部活入った?」「部活何入ったの?」「内申点が、」と話しているからか!


それに影響されて、

自分の子が低学年なのを忘れて、新中学生ママ気分になっているのか!


はぁ~……。


訳分からない思い込みでその気になって、

私は怒鳴られたのね……。真顔



でもママAには、引っ込み付かないプライドがある。

自分にミスがあってはならないし、ミスを悟られたくないから、強引に話を繋げようとする。


「あ、いや、その……そうだよー!


完璧に動揺を隠せてると思ってるみたいだけど、

あ、いや、その…っていう動揺部分声に出してるから聞こえてますけどね。



「まだ先の事だし、娘が中学生になったら、自分で気に入った部活に入るんじゃないかな」


「でも内申あるじゃーん!クソみたいな部活に入ったって意味ねーしさぁ!」


「だから何に入るー?」


「何に入る?って、私が部活に入る訳じゃないから。」


「部活自体に入るか入らないか・部活やるなら何に入るかは、娘が自分で決めると思うよ」


「(°□°;)」


「でも内申あるじゃん!💦」


「内申点は部活だけじゃないでしょ」


「(°□°;)」


「……………………」


「……………………」



「部活何入るー?」



いつまで続くんだろう…。



ママAは、私の考え

部活自体に入るか入らないか・部活やるなら何に入るかは、娘が自分で決めると思うよ』

の、


『娘が自分で決めると思うよ』

が理解できない。


部活何入るー?

内申点がー。


の他に、

ウチは幼稚園で○○が園の中で1番上手かったからソレに入ろうかなー

とか、

□□習ってたからソッチにしようかなー

(3か月)

とか言っていた。


Aッ子ちゃんは自分で選ばないの?」


と聞くと、


「アイツなんかろくなの選ばねーから!」

「県1公立高校入る頭はあってもさぁ、部活がクソみたいなのだったら意味ねーしさぁ」


(県1公立高校ね…)

(クソみたいな…?)


「そうなんだー」


という会話を毎年4月にしていた。



Aッ子、3年生から

提出物は出さない・授業中好きな事をする・寝る・ノートはとらない・

テストは最高5~60点台。


が、ママAは、学年末にやる学力調査テストの1年生の時の点数がAッ子の真の学力だと卒業まで信じてたから、

学力が高いから、寝るとか未提出とか、学力で内申点がカバーされるものだと信じていた。


なのに部活=内申点を気にするのは、自分も新中学生ママ気分だからなのかも。



そして卒業式後、

私が毎年4月に言ってた台詞(自分で決める)を、あたかも自分の考え方のように私や周囲に言いまくっていた。


私は他の人達に、

「また部活何入るー?って聞かれた」

「毎年4月に同じ会話してる」

「私はこう言った」

と話していたから、


他の人達は、

「osirukoさんの台詞言ってたよ笑」

と私に教えてくれた。


私の台詞に+して、

「Aッ子は自分で判断出来るし、その判断は絶対に間違わないから!」

と、以前から言っていた

Aッ子の判断力・決断力は大人並みで素晴らしい

というもの。



で、Aッ子の判断は、

部活には入らない

だった。


ママAは、

「クソみたいな部活しかねーから!」

と言ってたけど、

県大会や、時には全国大会に出場する部活もある。


Aッ子は、部活に入らなかった理由を娘に話していた。


「家で好きな事をしていたい」

「帰宅部って言葉に憧れてるから」

と。


またママAは、Aッ子に騙された。


それ以上に、ママA自己愛/境界性の特徴が最大限に発揮されたことで、

周囲との特大級イザコザが勃発していた時期でもあったから、

Aッ子の部活や何やらは眼中になかったのかも。


こうして、部活何入るー?話しはなくなった。

(´-`)ふぅ