娘がクラス替えがあって1か月経った。
前のクラスはいい子が多かったらしく、人見知りな娘は最初は緊張していたけど、
ドキドキしながら話しかけても、話しかけられても、普通に接してくれる子達だった。
「これが普通なんだろうなぁ」
と娘がよく言ってた。
小学校の時のクラスは、
仲良しグループは必ず2人ペアが当たり前で、ペア以外の子が話しかけたり、話しかけられたりしたら、
「……え…なに?(-”-)」
という反応をされていた。
娘だけにそうなのではなく、誰かが誰かに話しても同じ反応。
AちゃんとBちゃんが仲がよく、そこに、2人と仲がいいと思ってるCちゃんが入ると、
AちゃんBちゃんは、
「いつもCちゃんが来る…」
「いつもCちゃんが着いてくる…」
「いつもCちゃんが一緒にいる…」
「意味分かんないでしょ?不気味なの!嫌なの!」
と。
各々ペアはこういう反応や気持ちでいた。
だから娘は、○ちゃんに話しかけたくても「話しちゃ嫌がられるみたい」
と、よく言っていた。
それが、正しいとか、仲良しはこうなんだとか、娘は思ってなかったけど、小学校の娘のクラスだけはこうだから仕方ないと感じていた。
中学生になって、人見知りを克服したかった娘は、
小学校の時の変な制度、
『必ずペア』
『誰かと誰かがいる所に入って(話しかける)は嫌がられる』
思いはトラウマ化していて、かなり緊張していたけど、
別の小学校から来た子達や、同じ小学校でも別のクラスだった子に、
娘にしたら自分から他人に話しかける事はかなりの勇気がいることだけど、
頑張って頑張って色んな子達に話しかけた。
Yは小学校から同じクラスで娘とペアだったから、色んな子達に話しかける娘に腹を立てていた。
Y以外の子達は、
「……(-”-;)」
な反応は一切なく、普通に答えてくれたり、すんなり受け入れてくれた。
それでも女子は、グループになる。
グループに固定化されても、
「なに話してるの?」
と、輪に入っても、
「今ね、こういう話してたんだけど、娘ちゃんは?」
と普通に。
「これが普通だよね。小学校のクラスはなんだったのかな」
と娘はよく言っていた。
今のクラスでは、幼稚園からの友達と同じクラスになり、
そのHちゃんも人見知り。
誰かに話しかけられると、時々、
後ずさりする。
娘は、去年のクラスで「普通の反応」を初めて経験したから、
今までより話しかける緊張がなくなったみたい。
今のクラスは別のB小学校だった子達が多く、B小学校だった子達は集団グループ化している。
「そのうち気の合う子達で少数になっていくんだろうし、私、話しかけるのも、話しかけられるのも大丈夫になった」
「去年のクラスの子達のおかげ」
と、娘は自分の変化に喜んでいる。
話しかけるのも、話しかけられるのも 抵抗があった娘。
小1~2年の時は、話してかけてくれた子としか話せなかった。
小3で「話しかけられるだけじゃなく、自分から話して友達を作りたい」と目標を持っていたけど、
マウンティングばかりする女子が、
ことごとく娘のそばに来てはマウンティングしていき、
仲がいい子(Hちゃん)が出来ても、それは変わらなかった。
娘が何をしても、テストが返ってきても、わざわざ娘の所にきては、
嫌味を言っていく。
マウンティング女子と仲がいい子も、だんだんそうなっていき、
マウンティングや悪口・あげ足とりなど、毎日毎日しつこくそうだった。
娘だけではなく、誰にでも嫌味を言う。
毎日嫌な気持ちになり、帰宅後に泣く事も多かった。
しだいにマウンティング女子と仲がいい子達も、その子から離れていくようになったけど、
これがあって、娘は他人を警戒する気持ちが強くなった。
小5~6年、
警戒しまくり、
「学校行くのが怖い」と言っていたけど、話しかけてくれた子がいて、友達が出来た。
社交性のあるその子は、他にもたくさん友達がいて、その子がきっかけで、 娘から話しかけられる子が増えた。
が、一人の子Iちゃんが、ペアになる事に強い執着があり、
Iちゃんが狙った子と話すと、遠くから睨んできたり、
悪口を言いふらされたり、
嘘の情報を言ってきて仲を裂こうとしたり、
それが叶わないと 集団無視をしたりした。
話し方や社交性・でっち上げた話で被害者になり、Iちゃんは、どんどん集団グループを作り上げた。
しかし、Iちゃんが気に入らない子がその中にいたり、ペアに執着してるから、無視をするための集団は作ったものの、ペアが出来たからその他は用無しになって、
その他の子達に「……(-”-;)」な態度をし、ペアが出来上がった。
しかし、自分のペアにCちゃんが入ると、Cちゃんが邪魔で、それを態度に出してもCちゃんは離れていかない事に強い苛立ちを感じ、それが嫌で 、Cちゃんがいる教室に入れなくなってしまい、1か月間、保健室登校に。
「Cちゃんが嫌だからって、パパとママには言ってないの。心配させちゃうから」
「ママは、Cちゃんのママと仲がいいから言えないけど、本当はCちゃんが嫌なの!Cちゃんが邪魔なの!」
「誰にって言ってないけど、別のクラスの子にイジメられてるから、 怖いから学校行きたくないってママには言ってるの」
と、娘を含む数人には真実を話した。
娘は、それを話すIちゃんの表情と口調が、Cちゃんを憎んでいると感じた。
自分の思いを通すためには、
親や先生すら騙して被害者になって、
被害者を演じながら、気に入らない子や思い通りにならない子を呼び出して口撃したり、無視したりするIちゃんみたいな人もいる事に娘は恐怖心を抱くようになった。
(娘は集団無視された)
6年になってIちゃんによってペアは固定化された。
Iちゃんはペアがいることで心強くなり、集団無視グループを作らず、
ペアの子と、Cちゃんを邪険に扱い、卒業2か月前に、Cちゃんは離れた。
娘が持ち合わせている人見知りと、
3~4年時のマウンティング女子と、
5~6年時のIちゃんにより、
中学生になっても消えなかった恐怖心と戦いながら、
娘は「自分から話しかける」目標を成し遂げた。
「人って、そこまで怖くないんだね」
「話しみて、もしマウンティング女子やIちゃんみたいだったらどうしようかと思った」
と、少し心が強くなった娘。
まだ人見知りはあるし、恐怖心は消えてないけど、
話しかける事も、話しかけられる事も、「大丈夫だよ」と言えるようになった。
年頃だから何かを隠してるかもしれないけど、1年1年成長してる娘を見守っていこう。
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