テレビドラマ「ありがとう」

水前寺清子さんのレコードデビューが1964年10月15日発売の「涙を抱いた渡り鳥」その半年前の1964年3月10日に「困るのことヨ」でデビューをして同年3枚目のシングル「アンコ椿は恋の花」を大ヒットさせたのが都はるみさん。着流し姿の水前寺清子さんと着物姿の都はるみさん、歌のスタイルがまったく違うが二人は同時代を人気歌手として活躍をしていた。

1970年11月発売

 

作詞:関沢新一 作曲:安藤実親

 

一つ男は 勝たねばならぬ 二つ男は 惚れなきゃならぬ
三つ男は 泣いてはならぬ 前向け 右向け 左向け
男は三つで 勝負をかける

一つ女は 守らにゃならぬ 二つ女は だましちゃならぬ
三つ女に 溺れちゃならぬ なみ足 はや足 しのび足
男は三つで 女と生きる

一つ命は 大事に使え 二つ命は いつでも捨てろ
三つ命は 男を決める はや道 おそ道 まわり道
男は三つで 天下をつかむ

 

水前寺清子さんの歌の中で一番のお気に入りが「大勝負」である。素晴らしく元気の出る詩に水前寺清子さんの歌がピッタリの名曲である。

【A面】

①大勝負 ②昭和放浪記 ③ありがとうの歌 ④大成功 ⑤1+1の音頭 ⑥真実一路のマーチ ⑦三百六十五歩のマーチ ⑧いつでも君は ⑨花の散りぎわ

⑩君は青空を見たか

【B面】

①同窓会 ②艶歌  ③いっぽんどっこの唄 ④東京でだめなら ⑤ひとりでよいしょ

⑥男でよいしょ ⑦どうどうどっこの唄 ⑧ゆさぶりどっこの唄 ⑨人情一枚

⑩涙を抱いた渡り鳥

 

水前寺清子さんは歌手としてだけでなく、1970年から始まったテレビドラマ「ありがとう」でも素晴らしい演技を見せた。石井ふく子さんプロデューサーで山岡久乃さんと母と娘を演じ石坂浩二さんとの恋も演じた。なんと最高視聴率56.3%と今では考えらない人気ドラマだった。しかし水前寺清子さんが歌手活動に専念したいとの意向で第3シリーズをもって降板し、第4シリーズは主演が佐良直美さん(母親役は京塚昌子さん)に交代となったという。うろ覚えながら当時の記憶が残っている。