グループ・サウンズ9

1967年数多いるグループ・サウンズの中で飛びぬけた人気を誇ったのがザ・タイガースとザ・テンプターズだった。それに続いたのがザ・ジャガーズとザ・カーナビーツだったが。これらのグループ・サウンズは当時今でいうアイドル的存在でジャズ喫茶(銀座ACBなど)へ行くと大半の客は女の子でとにかく演奏中煩かった?

しかしこの1967年に玄人受けするグループ・サウンズが何組か登場した。1967年6月「いとしのジザベル」でゴールデン・カップス。7月に「初恋の丘」でザ・ビーバーズ。11月に「朝まで待てない」でザ・モップス。同じく11月に「トンネル天国」でザ・ダイナマイツがレコード・デビューをする。いずれも各パートで力量のあるメンバーを揃え、そしてヴォーカルがとにかく上手かった。

そんな中で横浜本牧のクラブ「ゴルデン・カップ」に専属出演していたのがゴールデン・カップスだった。

【メンバー】ディプ・平尾(ヴォーカル)エディ・藩(リード・ギター)ケネス・伊東(サイド・ギター)ルイズ・ルイス加部(ベース)マモル・マヌー(ドラムス・ヴォーカル)途中ケネス・伊東がビザの関係で去り、後任に入ったのが後にゴダイゴのリーダーとなるミッキー・吉野(キーボード)だつた。当時何回かライブに行ったがとにかく演奏も歌も上手く大人のバンドだった。

2枚組

【A面】①いとしのジザベル ②銀色のグラス ③ドゥー・ユー・ノー・アイ・ラブ・ユー ④クールな恋 ⑤過ぎ去りし恋 ⑥陽は又昇る ⑦ジス・バッド・ガール

【B面】①長い髪の少女 ②愛する君に ③本牧ブルース ④もう一度人生を ⑤蝶は飛ばない ⑥4グラムの砂 ⑦にがい涙

【A面】①青い影 ②泣かずにいられない ③ホールド・オン ④恋のあやつり人形

⑤ドック・オブ・ザ・ベイ

【B面】①スプーンフル ②レット・ミー・ラブ・ユー ③モジョ・ワーキン ④アイム・ソー・グラッド ⑤マンズ・テンプテーション

 

1968年4月1日に発売した3枚目のシングル「長い髪の少女」は35万枚のセールを記録するヒットとなる。