サクソフォンの第一人者の須川展也氏の演奏会が昨日行われたので行ってきました。

須川展也氏が有名なサクソフォン奏者だという事を知ったのはBSで放送中の「エンター・ザ・ミュジック」で司会者である指揮者の藤岡幸夫氏と番組内で時々学校訪問をして吹奏楽部の指導をしている姿を見てからである。今までに一度も生の演奏を聞く機会がなかったが、今回「三井住友海上文化財団ときめくひととき」の企画で近隣の町へ来たので幸いにも聴く機会が訪れた。チラシにはサキソフォン4名(須川氏を入れると5名)とピアノ1名のアンサンブルと書かれていたが、正直サキソフォン5名の演奏がどういう状態になるのか今まで体験が無いので興味深々だった。

第一部は須川展也氏とピアノの小柳美奈子さんの二人を中心に演奏がされたが、初めて生で聴く須川展也氏の奏でるサクソフォンの音色にすっかり魅了されました。なかでも「レガシー・オブ・グレンミラー」と題したグレン・ミラー楽団のヒットナンバーである「イン・ザ・ムード~ムーンライト・セレナーデ~茶色の小瓶」のメドレーは圧巻だった。

第二部では全員が登場し

①A.デザンクロ:サクソフォン四重奏曲より第3楽章

②J.ウィリアムス/福井健太編曲:スター・ウォーズ セレクション

③宮沢賢治原作/石川亮太作曲:銀河鉄道の夜(朗読付き)

「銀河鉄道の夜」では各サクソフォン奏者が童話の中の人物に扮し、ピアノの小柳さんの朗読に合わせ音で演技をするという音楽劇?初めての体験だったが聴いているうちにサクソフォンの音色が声音に聴こえてくるから不思議だ。

この曲のCDが販売されていたので購入。ジャケットも素晴らしい!

サクソフォンが5本という意味が演奏会を通じて良く分かりました。初めてずくしの「須川展也 サクソフォン・リサイタル」大満足でした。ブラボー!!!