これは絶対に買いかなと
体験版を遊んで強く思いました。
先日配信された
『BEYOND:Two Souls』の体験版を
さっそく遊んでみました。
その独創的な仕組みが
話題になったアドベンチャー、
『ヘビーレイン』から3年。
どんな風に進化しているかなーと
思って楽しみだったんですが
体験版の時点で買い決定ですねこりゃ。
まずグラフィックは文句なし。
モーションキャプチャーをふんだんに使った
人物の動きも自然そのもの。
吹き替えの声優さんも
洋画を数多く担当している有名どころの
方が多かったので、動き、演技などに関しては
下手な映画顔負けです。
ストーリーもかなり重めでヘビーです。
サスペンス系の洋画好きの人には
かなりオススメできる内容かなと思います。
さて、本作の特徴は
主人公のジョディと『エイデン』。
霊体(?)であり現実に影響を及ぼせる『エイデン』と
ジョディがお互いに協力しあって状況を打破していく
システムになっています。
エイデンの操作は最初だけ若干クセがありますが
慣れれば問題ないですね。
で、ヘビーレインと違うのがこのエイデンの存在。
ヘビーレインは4人の主人公を地道に操作していく形でしたが
本作ではこのエイデンを操作することでジョディから
ある程度離れた場所へ飛んでいけるんですね。
そして、ジョディの身を守るべく
現実に干渉していくのが面白いです。
たとえば、
人間に乗り移って行動を起こさせることもできます。
乗り移られた人間の行動は
システム的に限られていますが
乗り移るかどうか、乗り移る順番などは
プレイヤーの自由です。
また、時には外の様子を見に行ってジョディに危険を知らせたり
窓ガラスを割ったり、車を吹っ飛ばす、なんて激しい干渉も可能です。
このエイデンはジョディが生まれたときから近くにいて、
意思の疎通が図れるみたいですが
エイデンが本当はどういう存在なのかは
明らかにされていません。
(製品版を最後まで遊べば明らかになる?)
周りの人間からすると
超能力を使っているようにしか見えないので
ジョディは子供のころから施設に入れられ
いろんな調査、研究をされることになります。
結果、いろいろあってそこから脱出して
逃避行をするみたいです。
しかし追ってきた特殊部隊SWAT相手に
大立ち回りを行った結果
街が火の海
超常の力を持った人間の苦悩や
過酷な運命を描いた物語は、ある意味定番です。
ただ、定番ということは人の心に普遍的に刺さるからこその
定番だと思います。
体験版ではこのシーンをプレイして終了となりますが、
続きが気になりますし、ジョディが子供のころから
大人になるまで、どういった体験を経ていくのか、
そのあたりも興味がそそられます。
あ、あと映画を見るのとどう違うか、という点。
これはもう圧倒的に違います。
本作はジョディ、エイデンともにどちらを操作していても
時間は刻一刻と過ぎていきます。
それは穏やかな場面もそうですし、緊迫したシーンでも同じです。
特に、緊迫した場面においては
エイデンを使ってジョディに迫る危機を
必死で防がないといけません。
自分の手にジョディの運命がかかっていると思うと
めっちゃめちゃ感情移入できるんですよ。
事実、最後のSWATとの立ち回りは
のめり込み過ぎて画像を撮ることが
できなかったぐらいです。
発売はもうすぐ、10月17日。
昔に比べラストオブアスやGTAなど
リアル系のアクションアドベンチャーが
日本でもかなり売れるようになっています。
ヘビーレインのときはまだそこまで
売れる土壌がなかったですが
目が肥えてきた、あるいは面白さを多くの人が
知ってきたことで最近は動きがかなり良いです。
(ラストオブアスは20万本近くいってるはず)
ラストオブアスよりもよりストーリー主導に
なっていて、難易度は格段にやさしくなっています。
じっくりストーリーを楽しみながら
良質のシナリオを味わいたい人には
このBEYONDはかなりオススメです。
もちろんおしょ~も買います(*´∀`)
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【関連サイト】
・BEYOND:Two Souls 公式サイト