6月25日(火)
今日は説明日。
話された内容なんて、覚えてなんかいません。
長い説明の後、プリントを裏返し、『筋萎縮性側索硬化症・・・ALSです。』
結果はやはり【ALS】の診断でした。
説明を聞きながら、妻の目からは大粒の涙が…。
覚悟はしていたと思いますが、僅かな望みがあったと思います。
私自身もそうです。
僅かな望みを、抱いていました。
しかしココで、下を向いて立ち止まっても、何も進まず、何も解決しないことも、充分に分かっています。
妻は涙を拭いた後、確りとした口調で質問をし、今後の対応などについて、医師に聞いてくれていました。
最近この病気での治験薬に、進行を抑えることの出来たものが、幾つか見つかっている様なのですが、承認されるのは、まだ少し先の様子。
10年くらい前から、海外では治験による薬の投与で、治った方も何人か紹介されています。
出来るだけ早く、薬が使用出来る様になって欲しいです。
この日から、ALSの進行を、遅らせる為の、ラジカットとリルゾールの、服用が始まりました。