役者紹介第2弾
客演の温井美里ちゃん!!
この作品つくるにあたって、絶対欲しい人数は6人以上でした。それ以上はどう演出したいか次第でしたが、何をするにしても、絶対6人は必要でした。
でも今回出演可能な劇団員は5人…どうしようか…と悩んでいた矢先のワークショップに初めてやってきたのが美里ちゃんでした。
演劇を始めたばかりの彼女、初舞台もまだでした。
でも、銀河鉄道の夜の一節をやるワークショップで、感受性の豊かさを発見!?
そしてダメ出しの理解力と、その後の変化していく様に、ただ者ではない、と感じました…
絶対出て欲しい
強く思いました…
これは確実に演劇の神様のお導きだ!!

出てくれると決まったときは本当に嬉しかったです。
とはいっても初心者の彼女
まだ舞台での立ち方すら分からない…
でも一生懸命ついてくる姿、家で誰よりも復習したんだろうな…とわかる姿に、大丈夫だろうという確信はありました。 

この作品は台詞ごとに、話す対象や、時間軸が変化するといっても過言ではない作品です。
あるときは目の前の相手役に、またあるときは未来から来た自分が目の前の風景に、見えない敵に向かって…など、それは何十通りの役を演じきるのと同じようなもの。経験者だって難しい。

今は前向いて
今は顔をあげて
今は遠くの人に
今は目の前の人に
等々…

たくさんの要求に答えてくれました。
ともすると、頑張ってる姿がみんなを引っ張ったりしたりして…
稽古を重ねれば重ねるほど、いなくてはならない存在になっていました。
しかも写真をとるとどれもいい表情!!
これ本当に凄かった!!
そしてまた、休憩中一人でスマホずっといじってんな…居づらいのかな…
なんて心配すると…
なんと喧嘩仲裁屋の動画ひたすら見てたりして、みんなをビックリさせ、笑わせてくれました!

CM大会が終わり、どこか不完全燃焼気味。
悔しいとつぶやいていた彼女。

これは本番は絶対大丈夫。
確信しました。
そして本番
ほぼ初舞台を立派に勤めあげました。
そりゃまだまだのところはあります。でも
彼女はなくてはならない大事なものをちゃんと持ってます!!
何よりも演劇が大好きな気持ち
これさえあればどんなツラい稽古も乗り越えられます。
当たり前だけど一番大事なことに共演者は改めて新鮮な気持ちで触れられたんじゃないかな。

本人は相当ツラい思いをしたと思います。
でも、千秋楽まで手を抜かず、必死にしがみつき、矜持という言葉を握りしめ、
進化していった彼女に
心からの感謝と拍手を送ります。

また、よろしくね