今年も毎年恒例の「マグロに賭けた男たち」を見た。
やはり番組の中で見入ってしまうのは不運の漁師「山本秀勝」さん
*写真はイメージね。イメージ。
ここで山本さんの紹介。
山本さんは、現在66歳。50歳て前で離婚。
マグロ漁師をしながら男手一つで2人の息子さんを育てた苦労人です。
しかし、この山本さん、マグロ漁はうまくいきません。
船が壊れたり、もう少しでマグロが上がる!ということろで
糸が切れてしまったり。。。昨日も、糸が切れたり、電気ショッカーが
壊れたり、ウィンチが絡まったりと安定の不運っぷりが放送されました。
でも、よく考えてみたんですがね。
もしこの山本さんに最新設備の整った船や道具を与えても
やっぱり不運の漁師であることに変わりはないのではないか?
と、思うのです。
もちろんマグロ漁なんてしたことないけれど、
山本さん、自ら「不運」を引き込んでいるような気がするんです。
昨日の放送では「3年ぶりのマグロ、しかも大物2本」という奇跡が
起きたために薄らいでしまっていると思うのですが、私はどうも
山本さんの道具の扱いが気になります。
まず気になったのは、最初のマグロを吊り上げたときのウインチの
動き。キコキコしてしばらくメンテナンスがされていない様子が気に
なりました。後日2本目のマグロを吊り上げたときにワイヤーが絡ん
で危うく釣りあげたマグロを逃がしかけたのも気になりました。
そして、電気ショッカーの故障。1本目のときは効きが悪く、2本目を
引き上げたときはなんと断線してうまく効きませんでした。
これではせっかくのチャンスをモノにすることはできません。
昨日改めて思ったけれど、結局、運やチャンスを手にすることが
できるか否かの分岐点はすべて事前の準備にあるということ。
もし、山本さんが日ごろから丁寧に道具の手入れをして
いれば、電気ショッカーだってもっと効いただろうし、断線だって
修理できたはず。ウィンチだって、ちゃんと片付けていたらもっと
スムーズに動いてハイパフォーマンスな仕事をしてくれていたはず。
設備が古いだからパフォーマンスが低い。新しい船があればなんて
思うかもしれないけれど、仕事道具を大事にしてあげなければ
目の前の結果に大差はないと思う。
でもね、これ私たちの生活の前でもわりと起こっている。
「○○があれば・・・」とか
「チャンスがあれば成功するのに」なんてつぶやく人がいるけれど
もう少し自分の足元に目を向けてほしい。
○○があれば。。。という言い訳をしていないか?
○○はなくてもできる方法はないかちゃんと考えたことがあるのか。
「チャンスがあれば」っていうけれど、本当にチャンスはないの?
いや、実はチャンスを見逃していないか?チャンスに気づいていない
のではないか?自問自答してみる必要があると思います。
運を引き寄せる第一歩は、まず不運の要素をまず自ら捨てること。
ではないでしょうか?