昨夜のメールの正体

 

今日は何の日?

今日11月5日は「津波防災の日」で、東日本大震災発生後の2011年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」で定められました。さらに2015年には国連総会でも同日を「世界津波の日」と定められました。

ウェザーニューズ 2021年11月5日の記事より

 

 

村人を救った「稲むらの火」

江戸時代末期の1854(嘉永7)年に発生した安政東海地震の際に村人を津波から救った和歌山県広川町の実業家、濱口梧陵(はまぐち・ごりょう)さんがモデルの「稲むらの火」という物語にちなんでいます。村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ引いていくのを見て津波の襲来に気づき、村人たちに危険を知らせるため、刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)に火をつけました。それを火事と見て消火のため高台に集まった村人たちの眼下で津波は猛威をふるい、村人たちは津波から守られたという話です。濱口が火をつけたのは高台に建つ神社近くの稲むらで、暗闇のなかで村人たちはその火を頼りに九死に一生を得た、その日が旧暦の11月5日だったのです。

「稲むらの火」(稲むらの火の館ホームページより)

 

『稲むらの火』の絵本は、市の図書館にも何種類も所蔵されていたので、数冊借りてきました。ここではその一冊の表紙をご覧ください。

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クニ・トシロウ作『津波からみんなをすくえ!ーほんとうにあった「稲むらの火」ー』(文溪堂 2006年)

 

お祭りは究極の「防災訓練」

歴史の古い神社は津波が来ない高台や内陸部に建てられていることは、東日本大震災後によく報道されていてご存知の方が多いと思われます。

神社で御神輿をかつぐ神事は、究極の「防災訓練」という内容は初耳でした。大変興味深い内容でしたので、ここに紹介します。

11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」(ウェザーニューズ 2020年11月5日の記事)

 

沿岸部にお住まいの方以外でも、仕事や旅行などで沿岸部に滞在しているときに地震が発生し津波が襲って来るかも知れないという考えをもって冷静に行動することを願っています。

 

 

一生で一度あるかどうかの大津波に備えましょう