中国の病院の朝は早い。
なんと朝5時にヘルパーさんが窓を開け、換気をする。
そして全室の掃除が始まる。
私も寝たきりなので、朝5時起床は辛くはない。
ヘルパーさんが、濡れタオルで、顔や体を拭いてくれる。
そして歯磨きのお手伝いや食事のお手伝いまで。
私の場合、食事といっても、飲み物しか出てこない。
ヘルパーさんの手を借りる必要も無いくストローで吸うだけだ。それより食欲がない。
朝の点滴時には、点滴をかけるための棒の設置なども行う。
実はこのヘルパーさん、いろいろなことをよく知っている。
ヘルパーさんが教えてくれた事の1つを紹介する。
お昼に尿管カテーテルを抜くが、抜いた後、自分で排尿できなくなる場合がある。
その症状を軽減させるため、今から慣らしておくとよいと言う。
今は、何も意識せずに尿が流れ出ているが、それを意識的に排尿できるよう、尿管の途中をクリップで留めて、おしっこがしたくなったらクリップを開放するというのだ。
確かに、しばらくすると排尿をする筋肉が活動し始めた。
しかし、ちょっと尿漏れも発生。
管に流れていた尿が、若干、湧き出たりする。オオ!!
彼女たちは、ここに長く勤めており、多くの患者さんを見ている。
処置がどのように進むのか、極めてよく知っている。
ある意味、看護婦さんかと思うくらい、いろいろな事を知っていた。
彼女たちのとっても過激な勤務、いかがだろうか?
これにより、専門職の看護婦さんの負担が軽くなっている事も事実だろう。
病人がどんどん増える中国、昼間の看護婦さんも激務なのだ。
しっかり役割分担をして、成り立っている。
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