『奥の細道/平泉』

本来はここでは二つ読まれています

<夏草や兵どもが夢の跡>

<五月雨の降のこしてや光堂>

 【原文】

 国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、

 笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。 

 

 【現代語訳】 

 杜甫の

 「国が破れ滅びても、山や河だけはむかしのままの姿で残っている。

 荒廃した城にも春はめぐり来るが、

 草木だけが生い茂るばかりだ」の詩を思い浮かべ、

 笠を置いて腰をおろし、いつまでも栄華盛衰の移ろいに涙したことであった。

 

 

 【原文】

 夏草や兵どもが夢の跡 

 

 【現代語訳】

 人気のないところに、今はただ夏草だけが生い茂るばかりだが、

 ここは、かつて義経主従や藤原一族の者たちが功名・栄華を夢見たところである。

 知るや知らずやこの夏草を眺めていると、

 すべてが一炊の夢と消えた哀れさに心が誘われる。

 

国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷き て、時の移るまで涙を落とし侍りぬ。   

 

芭蕉は極めて感情移入をし、見えないその場に生きた人間の感情や想いを救って

言葉に残すことができる方だと感じます。

その兵どもが夢の跡・・・・

 

遠くは杜甫の時代そして藤原氏、義経と皆歴史の大波に飲まれ儚く散ったが

懸命に生きた証を私たちはしっかりと伝承している・・

 

そんな想いで中尊寺へ向かいました。

翌日は早朝に再び厳美渓を訪問し、取材した後、10時に中尊寺を目指す

しかし!

その前に途中にあった寺社へ伺います。

達谷窟毘沙門堂

最初予定がなかったのですが、Googleを見て急に行きたくなって。

なんでもここでいただくお札が強力らしいです。

お写真は検索できますがここではあえて載せません。

大事なものだと感じるからです。

 

お値段1000円 堂々たる文字。まるで門の様に見えます。

 

私がいただいたかどうか?内緒でーす(笑)ウインク

 

参拝したら 御神籤で声を聞かせて頂きたく思ったのです。

それが 以下。

名無く位なきの楽しみの最も真なるを知らず・・・

あえて詳しく書きませんが解釈が難しいと感じた「楽しみ」

ぺぺの名誉顧問←勝手に選定

ぶ○りんさんに伺いを立てる下差し

>教え
>難儀なる事は自分に為し 易き事は人に譲るべきである

難しいことは自分が引き受け、簡単なことは人に譲るのがよい。
(これはまんまですね)

>天のみこえ
>草も木も萌ゆるを見れば 春かぜに動かぬものはなき世なりけり
草も木も春になれば芽吹くように、春が来ても変わらないようなものはこの世には存在しないのだ。

…って感じでしょうか。時期が来れば動くととるか、

誰でも優しくされたり周囲の状況が良くなれば何かやってみようという気になるものだ、ととるか。

解釈の幅が広いですよね。

>人は名位の楽しみなるを知って、名無く位なきの楽しみの最も真なるを知らず。
これがなんだかしっくりこない。で何度か相談。(何度も🙇)
人は名誉や地位を得ることの快楽は理解しているが、

名誉も地位も持たないことの喜びは理解できていない。

ちなみに、ぺぺの自分で立ち戻ったのは古語

楽しみの語源は頼もしい、期待できるというものでした。
人は名声が高く、それなりに見えるものが頼りになると思っているが

名もなく位もない者の期待に応え得るということ

それが最も真実であることが判っていないのだ。

 

そして率先して、自分はあえて厳しい道を行きなさい。

すぐに結果が出なくても意志を強く持ち続け

励みなさい。それが正しい道なのだから。

 

そうすれば、世の中に動かないものはない

(微々たる働きに見えても、必ずいつの日か事態は動くものだ)

・・かなぁ、と。

私にとってこういった「幸せ」という言葉は

完全に自分の個人のものではないと感じています。

人を幸せにすること。その気づきを蒔くこと。

言い続けること、辞めないこと。

 

全体としてストレートに解釈して、

ぺぺさんが全くの無欲で取り組んでおられることへのエールだと解釈しました。

同時に私利私欲に駆られる人々への痛烈なノー、かと。
簡単なことは他の人に任せて、

という言葉も、大変な使命を担ったたぶたぶさんへの激励だと思います。

へい、頑張ります。

お願いどうも、ありがとうございましたお願い

 

 

私にも自分の背中を押してくれているように感じました。。

 

 

本当にもっと変わりたかった。殻に閉じこもらないよう

限定もちょっと枠を広げて 自分の思い込みや守りたいものとも

折り合いをつけ汗いっぽ踏み出したつもりです。

※消えてしまったのでもう一度書き置き。

ここで実は欲が出てしまった。中尊寺へ言って御神籤を引いたら

今度はもっと凄い言葉がいただけるかもしれない!って。

そう頭に浮かんで、一二歩、歩くかどうかの速さで声が聞こえた。

「我らはどこへでも同時多発的に存在する

どこで聞こうとお前が一番聞きたい教えが受け取れるはず

それが最も相応しいと腑に落ちないとは、欲張りなことだ・・そうだろう?」

(なんだっけ?本当に忘れちゃうお馬鹿です汗

なので、御神籤は今回これだけ。

 

 

背景に岩面大仏があります。

 

こちらで御朱印を戴きました音譜

途中の石川啄木記念館の辺りで

満開の藤棚に遭遇・・・

思わず車を停めて真下へ行きたくなっちゃいます。。

いよいよ、中尊寺金色堂へ音譜音譜

 

ってまた次回です!最後までお読みくださって_ありがとうございました。