今日の天気は、晴れ。

周防大島の最高気温、
29.1度。

昨日以上の暑さ。

体感的には、
ほぼ猛暑日です。

ブログの内容は、
昨日の続き。

ゴマダラカミキリの穴の、
塞ぎ方。

まず、ホームセンターで売っている、
丸棒を用意します。
文字通り、丸い棒です。



次に小刀で、先端を削ります。
先端の細さは、ゴマダラカミキリの開けた穴に入る程度。
大きさはそれぞれ違うので、
穴に合うサイズに削ることが重要。

 



そして、先端だけ、ノコギリで切り落とします。



で、その部分を、ゴマダラカミキリの開けた穴に、
ハンマーで打ち込みます。



最後に、癒合剤というものを、
その上から塗ります。
木の、傷薬のようなものです。



これで完成です。

今日は、
12ヶ所、塞ぎました。

みかんの木、
一本一本の根本を見て回って、
穴があれば、塞ぎます。

この作業、
けっこうな手間です。

私以外に、これをやっている農家。

誰も知りません。

では、
なぜ私はやるのか。

昨日書いた通り、
ゴマダラカミキリは、
とても怖い虫です。

被害に遭うと、
確実に樹勢が落ちます。

しかし、
穴を塞いでやると、
それがありません。

木は、元気なままです。

穴の塞ぎ方も、
樹勢の低下が無いことも、
私が考えて、
発見したことです。

ある意味、
企業秘密のようなもの。

ですが私は、
みんなに教えています。

こんなやり方があるよ、と。

しかし、実践する農家、
いないですね。

出来ないのか、
やろうとしないのか、
樹勢の低下に関心が無いのか。

いずれにしても、
やっている農家、
私だけです。

結果として、
よその畑には、
こんな木もあります。



かけている手間。

良質な資材。

そして、愛情。

うちのみかんたち、
一身に浴びて育っています。