今日の天気は、晴れ。

周防大島の最高気温、
22.4度。

今日は、お勉強の日です。

「ゆめほっぺ」栽培講座。
というのを受講しに、
同じ周防大島にある、
柑きつ振興センターへ行ってきました。



もう何度か記事にしているので、
再掲になりますが、
うちの主力品種である「せとみ」。

品種名は、「せとみ」です。

ですがこのせとみ、
もう一つの名前があります。

それが、「ゆめほっぺ」。

山口県が誇る、
ブランド柑橘です。

農家から出荷されたせとみは、
選果場に集められ、
選果機を通します。

そして選果機には、
光センサーが搭載されていて、
果実一個一個の糖度と酸度を計測します。

その結果、
糖度が、13.5度以上、
酸度が、1.35%以内のもの。

これが、
「ゆめほっぺ」になります。

 



厳しい基準をクリアしてるだけあって、
この、ゆめほっぺ、
とても評価が高いです。

また、
単価的に見ても、
せとみよりも、
ゆめほっぺの方が、高価格になります。

なので産地としても、
このゆめほっぺの比率、
通称「ゆめほっぺ率」を高めたいわけです。

しかし、高い年では、50%を超えた
「ゆめほっぺ率」も、
一昨年は29.3%と、
ここ五年で最も低い数値。

なかなか上がらないのが実情です。

そこで山口県や、JAが中心となって、
何とかゆめほっぺを作ろうというのが、
今回の栽培講座。

今年度の1回目ですね。



専門の研究員が、
写真やデータを使い、
栽培のポイントを丁寧に説明してくれます。

受講生は、
おそらく、五十名近くいたと思います。

意外と多いなという印象。

農業も、
新しい機械、技術、栽培方法等、
次々と出ています。

それらを知ると知らないとでは、
栽培にも差が出ます。

だから農家も、
勉強が必要だと思います。

しかしそれをやっている農家、
決して多いとは言えません。

元々、周防大島は、
高齢農家の多いところ。

しかし、
中堅や若手農家も、それなりにいます。

ですが今日の出席者のうち、
来ていたのは、ほんの数名ですね。

寂しい気もしますが、
これも現実。

受け止めるしかありません。

私に出来るのは、
自分の栽培を頑張ること。

そして、
美味しいみかんを作ること。

それが周防大島のみかん産業の
一助になることを願っています。