難しいことを考えなくても、音が次の音へまた次の音へと
つながっていくように動いていけばいい。


短いフレーズは、短距離で。


長いフレーズは長距離で。


例えば、順次進行なら、このスラーのように手首が弧を描くように
動かしていく。


フレージング1



ワルツバスは、3つをひとまとめにするために、一拍目で手首を下ろして、
2,3拍目で手首を上げる。


フレージング2



単音でクレッシェンドしてfが欲しい時は、一音ずつ手首のスウィングを使って
つなげる。


フレージング3



オクターブが届かなくても、8°上に向かってつなげる動きをすれば、
音はつながる。


フレージング4



長い音符から始まる時、ぼーっと弾いていてはいけない。
突っ立っていたら、音も突っ立ったまま。
次の音へ向かって、上下左右を使いながら手首でつなげる。


フレージング5



手首の動きで注意したいのは、その音幅に合った動きをするということ。


むやみに動かさない。


そして、その曲に合った音色を作る。


まず手首の上下を使う。


それから、手首の回転を入れる。


次に肩からの回転を考える。


肘は肩に付随させた方が、力まない。


手首はとても大切。


指は手首から生えているので、手首から指を動かす
という意識で弾くと、一番自然に弾ける。


そして、手首の高さや可動域を変えることで、
様々な音色を作ることができます。


Satoko.O