受講27回目のM先生ですが、今回は、更にステップアップするための
課題が見つかりました。


支えがしっかり作られ、身体の重さを使って指に落とすこともでき、
とても美しい音になりました。


更に上の脱力を目指して、今回、指の脱力にポイントを絞って、
黒2本、黒3本、スケール、アルペジオをじっくりやってみました。


面白いことに、指を縮めた近距離のポジションより、指を広げた状態の方が、
指の脱力ができています。


手が小さいので、アルペジオは指を伸ばして弾くしかないので、
指の脱力感が良いです。


逆に、スケールや、黒2本で指を丸く保つと、
特に2,3,4指の収縮が強く、打鍵後の脱力に時間がかかります。


なので、黒2本では、打鍵後の指を柔らかく持つようにすると、
だんだん柔らかくなる時間が早くなってきます。


そして、スケールも指を伸ばしたバージョンでやってみました。


これは、第3関節と、第1指第2関節をしっかり角度をつけて、
出さないといけません。


例えば、2,3,4,5指の第一関節がへこんでも、
気にせず指は伸ばし、離鍵瞬時脱力を目指します。


これは、支えがしっかり出来た場合には、指の脱力のために、
とても有効な練習方法
になります。


ピアニストとして限界突破するための、「ピアノ脱力法メソッド」 -第43回


M先生の感想です。

『脱力法メソッド終了後、血流が良くなったみたいで、
 身体があたたかくなり、気持ちも楽になりました。

 フィンガートレーニングでは、瞬時の脱力が出来てない指もあり、
 新たな課題がみつかりました。

 これは、この間シューベルトを練習している時、師事している先生に
 指摘されたことがあったのです…。

 自分のペースですが頑張って続けたいと思います。
 ありがとうございます。』


M先生、来月第一子を出産される予定です。


おうちにこもるのが苦手な方なので、赤ちゃんと一緒に
来ていただければ、と思います。


Satoko.O