宮城県より群馬県まで「脱力法メソッド」レッスンに
お出でいただきました。
ご自分の課題であるマムシ指や小指の傾き、
また手が小さく、オクターブがやっと引っかかるくらいなので、何とかし、
オクターブの連打の曲を弾きたいと、ずうっと思ってきたそうです。
それらについてお問合せをいただき、このブログを見て実践され、
またそれで良いのかどうか、力が入ってしまうところがあるなどなど、
メールでやり取りをしていました。
ですので、疑問点や、ここをもっと知りたい、という点が明確で、
その部分にくると、目を輝かせていらっしゃったのが印象的でした。
ご本人曰く、今まで、手が小さいが故に色々疑問に思っていたことの
答えをくれる人がいなかったけれど、それがこのブログの内容で
解消されたこともあったし、
また、今日の私との話の中で、納得することも多かったということでした。
脱力トレーニングはスムーズに、肩からの脱力もすぐにコツを掴まれて、
とてもよい状態でした。
そして、フィンガートレーニングも、指の脱力がプロフェッショナルで
ビックリしました。
よくよく聞いてみれば、30年前に今は亡きフランス在住のピアニストに
帰国時にレッスンを受けていて、ものすごく厳しくまた温かく
脱力を徹底的に指導されたそう。
課題は、拡張と親指のマムシ指。
これは相関関係があるので、相互的に良くなっていくと思いますが、
手が小さい分、徹底的にマムシを直し、親指の付け根から広げる必要が
あります。
でも、ご自分でこのブログを見ながら一日中?気づくと?練習されていた
そうで、聞いていた状態よりかなり良くなっていました。
悪くないですが、
第一関節をもう少し伸ばして固定出来ると
支えが確実に。
左手は、他の指たちも、脱力できているので、だいぶ良い。
小指は傾いていなくてちゃんと爪が上向きになっているし、
マムシもあと一息という感じです。
水かきストレッチや、一本荷重、スケール、アルペジオ、などで
こうやって練習すればいい、という課題を持ち帰っていただきました。
ご本人も、目標地点を明確に示してもらえたのが非常に良かった
とおっしゃっていました。
曲も少しだけ聴かせていただきましたが、情熱が伝わって
感動する演奏でした。
また、素晴らしい指の脱力感で、手首を支点に弾いている様にも
感動しました。
自分もまだまだだな、と感じました。
ありがたいステキな出会いでした。
Satoko.O